みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

「To-y2」聴きました!

Kis-My-Ft2の9thアルバム「To-y2」発売おめでとうございます。 
「To-y2」というアルバムタイトルが発表されたときは、「トイズ=おもちゃ=子ども」という発想から、ファンシーでポップなアルバムになるんだろうなと思っていましたが、聴いてみて、よい意味で期待を裏切られました。全然子どもっぽくない。ポップな曲ばかりじゃない。とても「こんなアルバムです」って一言では言えない。考えてみれば、おもちゃって子どもだけのものじゃないし、「おもちゃ」として作られているものでなくても、工夫すれば何を使ってでも、どうやってでも遊べる。おもちゃ箱のようにいろんなタイプの曲がつまっているのももちろんですが、いつも以上にいろんな楽器や効果音が重ねてあって、曲に合わせてメンバーの歌い方も多彩に変化して、カラフルで豪華なアルバムになっていると思います。そして、横尾担としては、いっぱい横尾さんの声が聞こえるのも本当に嬉しい。
 
1曲ずつ感想を書きます。
 
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♪9th Overture
プレゼントをもらうときのドキドキやワクワクを思い出させてくれるようなOverture。オペラやバレエの序曲って、劇中の音楽のメロディーをチラ見せして期待を高めるものだから、そういう意味でも正しいOvertureだなあと思う。
 
♪To Yours
「君へ」という意味でアルバムのコンセプトを体現するタイトルであると同時に、スペルを削るとアルバムタイトルの「Toys(トイズ)」になるって、考えついた人天才かな・・・(横尾さんです!!)。MVではキスマイが時計の妖精に扮するんだけど、いかにも妖精っていうコスプレじゃなくて、平服なのがとてもいいと思った。MVの「子どもを笑顔にする」というのはよくある発想だと思うんだけど、おばあさんを笑顔にするところで胸を打たれた。いろんな曲があって、メンバーみんなに聴かせどころがあって、みんなが楽しめるアルバムですよっていうのを伝えるMVになっていると思う。MVで変顔しまくる横尾さんが愛おしい。
 
♪りあらぶ
コーワさんの「三次元マスク」のCMソングだから、サビの歌詞に「三次元」って入れるという発注なんだと思いますが、それでこんな違和感ないさわやかラブソングに仕上がってるのすごい。いつもこっちは「キスマイは2.5次元。こんなすてきな人たちが実在するわけない」と思って、現実との折り合いをつけているのに、キスマイの方からリアコ誘ってくるの罪深いな。
 
♪HANDS UP
シングル曲をアルバムであらためて聴くと、時の流れの速さにびっくりする。HANDS UPの発売は8か月前で、あの時は、キスマイが紅白に出場する未来も、横尾さんが舞台にでる未来も全く予想すらしてなかったんだなあと思うと感慨深い。
 
普通、「愛する人への想いが届かない」という曲を作ったら、切ないバラードになると思うのですが、治安の悪そうな特効曲ができてしまうキスマイって本当におもしろい。7人の声がCannonballのように次々に飛んでくるような曲。イントロが昔のゲーム音楽のイントロっぽくて好き。
 
♪Letting Go

同じ伴奏形を繰り返す、クラシックで言うところのオステナートが心地いい。「I Scream Night」とか「Break the Chains」とか、キスマイのオステナート曲に外れなし。「北山さんと千賀さんの伸びやかな声の印象が残る曲。ものすごくどうでもいい話ですが、この曲、車の中で聴いてると「後ろから救急車来た!?」ってならないですか?ついでに「Rainy Days」は「ウインカー消し忘れてる!?」ってならないですか?ならなかったらいいです・・・。

 
♪Positive Man
キスマイ初のレゲエ曲。この曲のTEEさんといい、王国の蝶の夏井先生、COUNT 7EVENの上松さんといい、メンバー個人のつながりで曲が依頼できるようになってきたって本当にすばらしいな。個人がそれぞれのフィールドでしっかり仕事をしてきたことが今回のアルバムの多彩さにつながっている。「いつも通りこの場所にメンバー くだららない話ではしゃいで」って普段のキスマイのこと知っていてくれる人じゃないと書けない歌詞だと思います。二階堂さんの声を持っているキスマイってこういう曲の時、本当に強い。藤ヶ谷さんの「テンション上がるわー!!」も好き。
 
♪MAHARAJA
今回一番の問題作!!自担から開口一番「俺の名はマハラジャと告げられる衝撃といったら!!今までだったらこういう曲があったとしても「これは舞祭組で」ってなったと思うのですが、キスマイで歌えるようになるっていうのが、SPA!で宮田さんがおっしゃっていた「カッコいい3人と面白い4人から、カッコよくて面白い7人に」ってことなんだなと思って感無量です。この曲がANNPで宇宙初解禁されてツイッターが大騒ぎになっていたときに、avexさんが「安心して下さい。夢オチです」ってブログ更新してくれたのめっちゃ笑った。いや、何も安心できない。キスどきの「キスマイの楽曲をドラマ化する」っていう企画、絶対この曲でやってほしい!!
 
♪Be alright
明るいブラスサウンドが元気をくれる曲。いつかキスマイもスカパラとコラボしてほしいなあ。ただがんばれって言うのではなく、そのままでいい、立ち止まっても歩いてもいい、と現状を肯定してくれる。「泣き虫な君」や「強がる君」がいるキスマイが歌ってくれるから説得力がある。
 
♪My Place
疲れた心にキスマイの優しいファルセットが染みわたるような曲。「優しさ」じゃなくて、「優しみ」という歌詞が印象に残る。「優しさ」ほど意志を持ってはないけれど、それでもにじみ出て心を癒やしてくれるような「優しみ」という言葉がこの曲に合っている気がします。
 
♪Edge of Days
この曲が発売された頃は、紅白内定のニュースが出た頃で、本当なのかドキドキした気持ちを、この曲のスリリングな感じが思い出させてくれます。あれから海外での公演や、紅白や、ドラマや舞台を経験して、「どんな嘘や痛みも切り裂いていく」という歌詞にいまた一段と説得力が加わったような気がする。
 
♪Make you mine
キスマイっぽいオラオラソング!横尾さんが「今日だけは他の誰にも渡さない 邪魔はさせない」って強い歌詞を歌うのは珍しくて感動しました。歌詞もメロディーもカッコいいし、アレンジがいろんな音がいっぱい使われていて、エフェクトもいっぱいかけてすごくゴージャスな感じがする。
 
♪Sometime...
これも今までのキスマイにはなかったジャズっぽい曲。前向きにがんばる!ではなくて、その一歩手前の感情を丁寧に描いた繊細な曲。以前のキスマイなら、別れた女に一切未練なんかない(あるいはあったとしても絶対表に出さない)イメージだったと思うのですが、時を経てこういう曲を歌っても合うグループに変化していったのだなあと思います。
 
♪memento
歌詞が染みいる曲。ドラマの主題歌って、ドラマが出来てないときに作られることが多いから、あんまりドラマと歌詞が連動してないことが多いと思うんですが、mementoといい、Edge of Daysといい、しっかりドラマを反映させて丁寧に作られていて、ドラマ見てから聴くとまた印象深い。
 
♪COUNT 7EVEN
アニソンに疎い私でも名前を存じ上げている上松さんに作っていただいた曲。「70億分の7の可能性」「宇宙分の7が集ったミラクル」という歌詞に胸が熱くなり、「生きるって意味をありがとう」で涙がこぼれた。本当に本当に、キスマイと横尾さんが、今の私にとって「生きるって意味」です。生きるって意味をありがとう。続けるって難しいのに立ち続けてくれてありがとう。
 
♪Smilest
ラジオで解禁されたときは、「かわいい曲!」という印象だったのが、あっという間に状況が悪化し、「笑ってよ 笑ってよ」という歌詞が、こんなに胸を打つ時が来るとは思わなかった。いろんな楽しみが奪われて、人の心もギスギスして、つらい毎日ではあるけれど、「僕はここにいる」と力強く断言するキスマイを信じて生きていける気がする。
 
♪種【シークレットトラック(通常盤のみ)】
もうここまでで充分感動しているのに、こんな仕掛けしてくるなんてずるい!!土の中でずっと時を待って、やっとのことで芽吹いてからも、踏まれながら、萎れながらここまで来たキスマイの道のりを思うと、涙なしで聴くことができない。どのアイドルとも違う花が、どんなに美しく咲くのか、来年の10周年も、その先も絶対に見届けたいと思います。「君が選んだ 君だけの道のり 君の歩き方を 怖がらないで その先の景色は こんなに美しい」ってキスマイに歌ってもらえて、キスマイに歌ってあげられる機会が、早く訪れますように。
 
【通常盤Disc2】
♪♯NO!NO!(玉森さん&二階堂さん)
今回のユニット曲は、緊張感溢れる曲が多いので、肩の力を抜いて楽しめるこの曲は貴重。他のユニットがすべてタイトルが日本語だったので、タイトルを解禁前夜に変えたというエピソードも含めて、さすがキスマイのバランサー二階堂さん!キスラジで解禁された時に、Earth,Wind&Fireっぽいと思ったら、SPA!で二階堂さんが10代の時によく聞いた曲は「September」とあって、ああ!と思った。きっと二階堂さんはこの曲の出来にご満悦だと思います。
 
バクテリア(北山さん&藤ヶ谷さん)
去年のアルバムの「CHUDOKU」はキスマイ史に残る事件だったと思うのですが、その反応をふまえてこの路線で藤北曲を依頼するとは、さすがのマーケティング力。北山さんがいれば、キスマイは間違いない。アイドルの曲で「素粒子」って歌詞出てくるってすごい。エロい歌詞ばかりに気をとられるけれど、よく聴くとベースラインとかコードもすごく複雑でめちゃくちゃ凝ってる曲。
 
♪王国の蝶(千賀さん&横尾さん)
プレバト俳句名人の2人が、夏井先生の俳句を歌に乗せて歌うなんて、すごい発想。蝶って、きれいだな、自由に飛べてうらやましいなとしか思ったことなかったけれど、もしかして、飛ぶのに痛みを伴うのかもしれない、飛ぶのは支えを失って不安なのかもしれないという繊細な発想がそのまま、楽しそうにアイドルしている2人にも重なります。「王国はもう来ているか」ってどういうことなんだろう。わからないようで、わかるようで、やっぱりわからない謎が心地よい。横尾さんの「王国は」っていう歌い方がめっちゃ好きで、何回聴いても胸を衝かれる。
 
♪運命(宮田さん&玉森さん)
宮玉3部作の最終章。1作目で結婚式をあげたDVDを見て、2人で腕を組んで花道を歩いて行くときに、普通だったら「幸せ全開の満面の笑顔」を作ると思うし、コントとして笑ってしまっていても全然許される場面だったと思うのですが、玉森さんが「新郎の親族や友達の前を通る新婦のはにかんだ表情」をしているのを見て、本当にこの人の発想力と演技力は恐ろしいと思った。そして2作目はまさかの嫁の死。そして迎える最終章は・・・。何が起こるんだ。ゆるふわした外見や言動からは想像もつかない玉森さんの発想と演技が楽しみです。
 
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全作通して、キスマイとavexさんが私たちを楽しませようとしてくれているのがすごく伝わってきました。曲数にしても、通常盤の21曲中、今までに発表済の曲はシングルの2曲だけで、あとはシングルカップリングの曲も入れなくて、19曲新曲ってどれだけサービス精神旺盛なの?笑ったり、びっくりしたり、うっとりしたり、ドキドキしたり、泣いたり…何回聴いても、聴けば聴くほど楽しめるアルバムだと思います。そのうえ、さらに追加シリアル特典としてTo Yoursのメンバー別バージョンが7人分解禁されて、こんな嬉しいサプライズある?!楽しみにしていたエンタメが全部なくなってしまって、家にいるしかない時に、横尾さんの笑顔ばっかり5分続く映像見てたら泣いちゃったよ・・・。avexさんが我が軍にいてくれてよかった。本当に感謝しています。
 
 
「トイズ」というアルバムタイトルが発表されたときに、まず思い浮かんだのはもちろん「TOYS(おもちゃ)」なんだけど、次に浮かんだのは「toi toi toi」。まだキスマイ沼に落ちる前、嫌でたまらない宿泊研修の朝に偶然Eテレの0655で流れて、涙が出るほど励まされた思い出の曲です。「toi toi toi」はドイツの「きっとうまくいく」というおまじないの言葉。(めっちゃ意外な人が歌っています。)「To-y2」はアルバムにもいろんな仕掛けがあったけれど、ツアーにもこの続きの仕掛けがきっとあるはずで、今はただそれを披露される機会があることを祈り、信じて待っています。
 
toi toi toi だいじょうぶ きっと きっとね だいじょうぶ