みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

MUSIC COLOSSEUM聴きました!

Kis-My-Ft26枚目のアルバム「MUSIC COLOSSEUM」発売おめでとうございます!! 

MUSIC COLOSSEUM (通常盤)

MUSIC COLOSSEUM (通常盤)

 

まず思ったことが「曲が多い!」通常盤で18曲も入ってるからもちろんそうなんだけど、1曲の中で曲想が変わっていく曲も多くて、体感で30曲ぐらいあるような気がします。展開の早いハリウッド映画を観ているような感覚。
それから思ったのが「曲のクセが強い!」J-POPに疎いので正しい感想かわかんないけど、普通こう来るだろうというのと違うコード進行が多い気がする。わかりやすく覚えやすかった前作に比べて、ちょっと複雑で覚えにくいけれど、でも染みついたらもう忘れられないメロディーが多いような感じがしました。
それと、今回、私は車で通常盤、家では限定盤を聴いているのですが、通常盤のみ収録の曲を、いつもなら最後に「ボーナストラック」として収録しているのが、今回は曲の間に挟まれていることで、通常盤を通して聴いたときと、限定盤を通して聴いたときの印象が違ってくるのも面白かったです。


1曲ずつ感想書きます。

 

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★Overture ~Music Colosseum~

キスマイのOvertureといえばインストと思い込んでいたので、歌が始まってびっくりした!静かに闘志が高まっていく感じが、このアルバムの始まりにとても合っていると思う。曲が終わって、間をあけずにEXPLODEにつながる感じも好き。


★EXPLODE

静かに情熱が燃える感じの始まりから、「EXPLODE」で感情が爆発し、「誰もが進むレールを…」からまた理性が戻って、なんだか1曲で3曲分ぐらいあるような気がする。


★VersuS

兄組vs弟組に分かれて、兄組は「和」で漢字の多い歌詞、弟組は「洋」で英語の多い歌詞ってコンセプト、考えた人天才なの?和物大好きなので、和楽器のサウンドや歌詞に「明鏡止水」「百花繚乱」等の美しい四字熟語がたくさん出てくるのがたまらなく好き。「雌雄を決する」とか「力戦奮闘を誓う」とか、カッコいい日本語を横尾さんが歌うのが嬉しくて仕方ない。このアルバムの中で一番好き。


★いいね!

タイトルだけ発表された時は、どんな曲なのかと思ったけど、こんなにカッコいい曲が来るとは。みんなで声をそろえるところとソロの掛け合いがキスマイらしくて、にぎやかな曲。「手をギュッと握ったら…」のところ大好き。


★レッツゴー

キスラジでオンエアされたときから好きだったけど、あんな映像まで作られては、好き好き大好き超愛してるって言うしかない。この曲とあの映像を思い出したら、どんな局面でも元気と勇気が沸くと思う。


★SEVEN WISHES

あーまた長崎行きたーい!この曲の、早すぎず遅すぎないテンポ感が大好き。サビの裏メロも、間奏のお気楽な感じも、何もかも私にとって「ちょうどいい」曲。


優しい雨

今回7人で歌う曲では切ない系の曲がないので、この曲がある通常盤と、ない限定盤では大きく印象が変わるような気がする。歌詞の一つ一つが深いんだけど、私が一番気になるのは「君がくれたこの靴は あの日よりも汚れてる」という歌詞。何を暗示しているのだろう。


★One Kiss

ラストサビの「約束 One Kiss」っていう歌詞にいつも胸がきゅっとする。「約束」という言葉にこめられた、希望と責任と甘い束縛。私、この前プライベートで誰かと「約束」したのはいつだっただろう?


★Sha la la☆Summer Time

この曲がシングルで発売されたのは、昨年の8月末だったから「夏の初めに聴きたかったな」と思ったけど、こうして夏の初めにアルバムで聴くことができて本当によかった。本来なら「コロシアム」の世界観とは程遠い曲なんだろうけど、昨夏の熱い戦いのおかげで一番ふさわしい曲になっているような気がする。


★Camellia

今回のアルバムは「戦い」というテーマが前面に押し出されているんだけど、通常盤では、玉森さんが「キミはキミだから、さあ胸を張れ」って歌うことで、「戦うのはキミのため」というメッセージがより強くなる印象がある。


★Baby Love

とても不思議な曲。失恋を歌っているのにメロディーはポップだし、ABメロとサビがつながっていないような気がする。でも、そのちぐはぐさが、失恋の辛さを見せないようにして明るくはしゃぐ強がりの気持ちに重なって、不思議な味わいになっている曲。


★キスしちゃうぞ

うわああああ、ツラい。眩しくて目があけられない。「今夜は寝かさないぞ♡」とか、いったい自分の人生をいつまで遡って、どういう選択をすれば、男に言われる人生になるのか見当もつかない。仕事がつらい時にうかつに聴いたら、現実との乖離っぷりに号泣してしまいそうだから気を付けなければ…。(私の人生に問題があるだけで、この曲に問題はありません。とてもキュートでハッピーな曲です。)


Life is Beautiful ~大切なあなたへ~

「ごめんね」って藤ヶ谷さんに言われるとなんだか切ない…。ピアノアレンジが本当に素晴らしくて、伴奏をピアノの生演奏にして大正解だと思う。サビでもピアノが必要以上に煽らない感じが、藤ヶ谷さんののびやかな歌声にぴったり合っている気がする。


★君のいる世界

「君」だけでなく、君のいる「世界」ごと好きだというスケールの大きい感じがキスマイらしい。本当に「キスマイがいるだけで、鮮やかに見える世界」だと思う。


★Bang! Bang! BURN!

駆け抜けていくようなスピード感があって、ギラギラした曲。ちょっと一昔前のロックっぽい、泥臭い感じが好き。


★r.a.c.e.

イントロが本当にカッコいい。情熱が爆発する曲もいいけど、こういうクールで無機質な感じも良くて、いろんな「攻め方」があるんだなと思う。演出とダンスがとても楽しみ。


★Tonight

最後のDream onは「次のステージへ!」という感じがするので、この曲が「ラスボス」という感じ。シングルで聴いたときから強い曲だったけど、このアルバムの激流の中においても安定の強さ。もう「圧倒的勝利!!」って感じしかしない。


★Dream on

昨年のI Scream Nightの評判の高さは、多分メンバーにもスタッフさんにも届いていると思うから、もう「気合い入れて作りました!!」って意気込みがひしひしと伝わる。ライブ始まってもないのにもう終わりを想像して切ない。キーが高いので声を張り上げて歌っている感じが切なさに拍車をかける。

 

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「月刊Songs」で、昨年夏のミュージックステーションで披露した「FIRE BEAT」の反響が大きかったことが、今回のアルバムのテーマにつながったと読みました。曲も、ダンスも、あのトンチキな「Special Movie」も、ファンを喜ばせることを考えて全力で攻めたんだなって伝わるアルバムでした。キスマイやスタッフさんが「決められたマニュアルなんてぶち壊して*1」産み出した傑作を聴かせていただきました。「どんな未来でもその手だけ離さない*2」で、キスマイについて行きます!

*1:「EXPLODE」

*2:「Dream on」