みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

2018-19年冬横尾さんが超キスブサで披露した料理の記録

キスブサで横尾さんが作った料理を作ってみました。番組では尺が決まっているし、「キュン」を入れるという訳のわからないルールがあるので、どうしてこの材料なのか、どうしてこの作り方をするのか、説明されないことが多いのですが、自分で作ってみたり、調べたりすると気づくことが多くて、横尾さんが言いたかったけど言わなかった言葉や、言ったけどカットされた言葉を拾い集める作業のような気がしています。

 

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2018.12.6 まいごぼうサラダ

1 ひじきを水につけて戻す

2 ごぼうを薄切りにして水につける

3 まいたけを手で細かく裂く

4 ごぼう、まいたけ、ひじきの順に炒める

5 バットに広げ、下から氷水を当てて冷やす

6 マヨネーズ、めんつゆ、すりごまで味付けして盛り付ける

7 一味唐辛子少々をかける

 

【作った感想】

バットって中学校の調理実習以来使ったことない…。一般家庭には普通にあるものなのでしょうか…。バットとかひじきとか普通にさらっと出すあたり、普段から料理している人だなあと思う。ごぼうとまいたけの歯ごたえに、ひじきとすりごまのじゃりじゃりした感じが加わって食感がおもしろい。ごぼうもまいたけもひじきも、個性の強い食材ですが、すりごまのおかげでケンカせずよくまとまっている気がします。わざわざ氷水で冷やすのはどうしてなのか、そのまま和えたのと冷やしてから和えたのとを作って比べてみたら、まいたけの食感が全然違う。冷やした方がきゅきゅっとした感じで歯ごたえがある。それと冷やした方がマヨネーズが溶けないので、ちゃんとつなぎの役割を果たして「サラダ感」がある。

添えていたまいたけスープも作ってみましたが、あれだけの濃さにするには20~30分ぐらい煮だしているんだと思う。塩とかで味付けした方が飲みやすいとは思うけれど、そのままだとマイタケの風味がダイレクトに楽しめる。でも冷めて再加熱するとおいしくないので、作り置きできないから贅沢な飲み物。

 

 

2019.1.17 まんまパンプキン

まず「坊ちゃんカボチャ」売ってない。仕方ないので半分カットで売っている普通のかぼちゃで作ってみました。

1 半分に切ったかぼちゃの種をかき出し、ラップして5分程レンジで加熱する

2 皮を破らないように実をかき出す

3 かき出した実と豆乳(100mlぐらい)を鍋に入れてつぶしながら加熱

4 かき混ぜながら、チーズ(チェダー、パルミジャーノ、ミックス)を入れる

5 チーズが溶けたら、塩で味を調え、くりぬいたカボチャに戻す

6 一口大に切ったパンを添える

 

【作ってみた感想】

カボチャをくり抜くのが一番難しかった。加熱しすぎるとすぐ皮が破れるので、固めにして、小型の包丁で少しずつ削っていくのがよいと思います。でも難しいのはそのぐらいで、あとは簡単。チーズの配分もこだわればいろいろ工夫のしがいもあるんだろうけど、適当に入れても全然大丈夫。簡単なのにオシャレでお店の味。チーズフォンデュって、専用の鍋で加熱しながらじゃないと固まってしまうけど、これは最後まで固まることもなく食べられたし(私があっという間に食べたからかもしれないけど)、お店でチーズフォンデュ食べると口の中を火傷して2,3日たいへんなんだけど、これはそんな心配もない。横尾さんはカボチャが主役だからパンしか添えなかったけれど、ソーセージとか添えてももちろんおいしい。残った皮がもったいなくて捨てられず、切って焼いて食べたけど、これもおいしい。坊ちゃんカボチャ見つけたらまた作ってみよう。

 

 

2019.2.7 旬のマフィン

全然分量がわからないんだけど、おいしそうでおいしそうで何とか作ってみたくて、夜な夜な分量変えて作ってみた。「スコーンみたい」という感想をヒントに作ってみた結果です。マフィン型2個分。

1 いちご適量を切って荒くつぶす

2 バター15gと砂糖小さじ2をすりまぜる

3 卵白1こ分を泡立てる

4 バターと卵白を少しずつ混ぜ合わせる

5 牛乳小さじ2を合わせて混ぜる

6 ホットケーキミックス60gをふるい入れ、混ぜる

7 1のいちごも混ぜる

8 マフィン型に入れ、200度に予熱したオーブンで15分焼く

 

【作ってみた感想】

ホットケーキミックス使ったとは思えない本格的なお店の味。バターは固形のまま混ぜていたので、溶かした方が扱いやすくない?と思って調べてみたら、バターは溶かすと空気を含まないけれど、溶かさず柔らかくして混ぜると空気を含んでさくっとした食感になるらしい。卵を卵白だけ使うのも、ふわっと膨らんでカリッとした食感になるらしい。ちゃんと特徴を理解して使い分ける横尾さん本当にすごい。いちごをどのぐらいつぶすのかによって、水分が変わってくるので、粉の量とか、焼き時間を調整する必要があって難しいけど、上手くできるとふんわりいちごの香りがして本当においしい。毎日真夜中にマフィン焼いて食べてるんですが、よく焼いてるのでゼロカロリーですよね?横尾さん!!

 

 

2019.2.14 ネギとしょうがの葛スープ

クッキングレースじゃないけど、通常ランキングのカッコいい看病の仕方で横尾さんが作っていたスープを作ってみた。

1 ネギを3cmぐらいに切ってグリルかオーブントースターで焼く

2 鍋でお湯を沸かし、葛粉を溶かす

3 葛が溶けたらしょうが(すりおろしかチューブのもの)を混ぜる

4 白だしで味を調える

5 焼いたネギと乾燥なつめを器に入れて、葛湯を注ぐ

 

【作ってみた感想】

食材も作り方も何も紹介がなかったから自己流でしかないんだけど、しょうがやネギを煮込むと風味が飛ぶ気がするので、煮込まないようにしてみました。葛粉は発汗、解熱作用があるらしく、体が温まるそうです。安いものはジャガイモのでんぷんとかが混ざっているらしいので、高いものを買ってみた。茶色っぽいものは乾燥ナツメだと思うのですが、ナツメも漢方として使われるほど、強壮や鎮静作用があり、よく眠れるらしいです。こんなに知恵と愛情と滋養たっぷりのスープ作ってもらえるなら、もう一生風邪ひいたままでいい…。

 

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こんなにこんなによく考えられたレシピとすばらしい手際なのに、クッキングレースでは「すごすぎて全然キュンとしない」「先生みたい」と言われ評価がふるわない横尾さん。いったいこの世の中に、料理がうますぎて非難されるシチュエーションがこれ以外にあるのでしょうか。横尾さんに料理が正当に評価されるお仕事がきますように。