みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

MARSの感想、書きMARS!

まずは、Kis-My-Ft2 CONCERT TOUR 2016 I SCREAM 開幕おめでとうございます。私はいろいろな事情により、参戦できないのですが、メンバー誰もケガすることなく、トラブルもなく、無事に完走できますよう、心からお祈り申し上げます。そして、願わくば、横尾さん考案のツアーグッズがたくさん売れますように。横尾さんのソロで誰もトイレに行きませんように。

 

 

そんなツアー初日でキス担の皆様が沸き返っている中、私は「MARS~ただ、君を愛してる」を観て来ました。

最初は観にいくつもりなかったんです。ドラマ見てなかったし、恋愛もの(しかも高校生の)なんかあんまり見たいと思わなかったし。でも、あれだけ舞台あいさつでわたわた言われたら、行かないわけにはいかないと思って…。

 

 「わたわた」の例

 【6月18日MARS舞台挨拶】

窪田くんと横尾くんどっちが好きですか?という質問に

藤ヶ谷さん「昨日会ったんですけど、『窪田くんの中に(横尾に)申し訳ないと思う気持ちがあるはず』って言ってました。『信じあってる愛があるから大丈夫』らしいです」

窪田さん「これからは横尾さんのためにも距離を置こうと思います」 

 

 

 【6月28日MARS舞台挨拶】

(メンバーからの感想は?という質問に)

藤ヶ谷さん「横尾は『二人のシーンでは、窪田くんはいつも横尾の顔が浮かんでいたはず』って言っていました」

窪田さん「いつも横尾さんの顔が浮かんでいました。今日までお借りしていましたけど、お返しします」

(藤ヶ谷さん誕生日は?という質問に)

藤ヶ谷さん「実家で家族そろってご飯食べていたら、夜急にピンポーンって横尾渉が来た。お誕生日おめでとうって」

(さらにキスログによると、この時、横尾さんが「太輔は俺のアモーレです」って言ったとのこと)

 

 

わかってますよ?映画に横尾さんは出てないって。窪田さんの発言もリップサービスだって。

今まで、映画の舞台挨拶って何のためにやるんだろうって思ってました。ファンだったらなくても観に行くだろうし、やってもほんのわずかな人しか観られないし。でも、よくわかりました。あれは当落線上にいるヲタクを射落とすためにやるんですね。我ながらちょろいヲタクだな。

 

 

で、感想。(ストーリーに関わるネタバレはしていないつもりですが、事前情報を一切入れたくない方はお気を付けください。)

 

 


観てよかったぁぁぁ!!!とにかく藤ヶ谷さんが美しい。笑ってても怒ってても泣いてても美しい。こんなに美しい人だっけ?と思いました。昼の室内のシーンが多いのですが、光がとてもソフトで、藤ヶ谷さんの美しい表情が際立っていました。

ドラマ見てなくても大丈夫です。後でドラマのHP見ましたが、ドラマのストーリーを、映画に関係する部分だけうまくまとめて、全く違和感なかったです。かと言って、ドラマの焼き直しではなく、映画に関係ないストーリーはばっさり切って、新しい展開もたっぷりあって、ドラマを見た人も見ていない人も両方楽しめます。

高校生の恋愛話なんか…と思ってたけど、MARSは恋愛映画だけど、恋愛映画じゃない。途中何回か「うぉ!?」って思いました。「高校生に見えない」とかそういうこともどうでもいい。藤ヶ谷さんも何かのインタビューで「最初は高校生役に戸惑ったけど、台本(原作だったかも)読んでそんなことを気にした自分が恥ずかしくなった」というようなことをおっしゃってましたが、本当に始まって数分でそんなことどうでもよくなりました。結構過激なストーリーなんだけど、演出や音楽が変に煽ることなく、テンポよく見せてくれるのもよかったです。見終わって、零と牧生とキラは似ているのか、似ていないのか、ずっと考えさせられています。

 


そして窪田正孝さん。演技上手いって評判は聞きながら、しっかり見るの初めてだったんだけど、本当にすごさがよくわかりました。今回前髪が長いビジュアルなので目があんまり見えない分、口の演技がすごくよかった。窪田くんのあの狂気の表現力なしでは、この映画は完成しなかったと思います。やってることはひどいんだけど、その心情にはすごく共感できるのは、やっぱりこの演技力あってのこと。そして、そんなすごい方をわたたい劇場に巻き込んでしまって、なんかすいません。

 


その他、私の個人的なツボ。
・いつもキスマイBUSAIKU!?でジェントルな藤ヶ谷さんしか見てなかったので、女子相手にちょっとぞんざいな口をきく藤ヶ谷さんが新鮮。
・キラ役の飯豊まりえさんがかわいらしい。藤ヶ谷さん、窪田さんとは実年齢が10ぐらい離れているのに、堂々と渡り合っててすばらしかった。衣装がハイネックが多いので、キスマイのハイネック担当二階堂さんを思い出しました。ニカ担の人は、ハイネックのかわいらしい着こなしを学べるんじゃないでしょうか。

砂の城が上手すぎる!!
・そして晴美いい子。ドラマ版は知らないけど映画版はひたすらいい子。晴美と友達になりたい。晴美に幸せになってほしい。
・途中、牧生が読んでいる本が「ライ麦畑でつかまえて」!!この本を牧生が読んでいる意味が分かる人は、きっと牧生に感情移入できると思う。

・ラスト近くのバイク店のシーンがよかった。何気ないシーンなんですけど、零の話し方に、成長と未来を感じることができて好きです。

 


今月号のMYOJOの10000字インタビューで宮田さんが、鴻上さんに「芝居って、自分の経験にないものは絶対にできない」って言われたことが印象に残っているっていう話をされていました。思うに藤ヶ谷さんは、小さいころからジャニーズに入って、時間にも行動にもいろんな制約があって、普通の人が経験するようなことも、できないことが多いんじゃないかと推測するんですが、それでも自分のストックしている怒りや悲しみ、喜びの感情の引き出しを丁寧に探し出して、演じる人に重ねることができる人なんだなって思いました。キスマイBUSAIKU!?でいつも上位取るのも、メンバーがインタビュー等で「藤ヶ谷さんが人を悪く言うの聞いたことがない」って言っているのも、横尾さんの機嫌が悪い時は藤ヶ谷さんが背中さすりながら「どうしたの?」って聞くのも、人の感情に、自分の感情を重ね合わすことが自然にできる人だからなんだと思います。

 


キス担の皆様はツアーでお忙しいことと存じますが、MARSいいですよ!!映画の余韻に浸っているときに流れてくるGravity最高です。藤ヶ谷さんの美しさを実物大以上で堪能できて、藤ヶ谷さんがキスマイのフロントにいることを誇りに思える映画です。

 


まあ、そんな藤ヶ谷さんのアモーレはうちの自担なんですけどね。