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みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

それは心映す鏡 ーー9月1日横尾さんの俳句に寄せて

俳句

私の好きな人は、芸能界で3番目に俳句が上手な人です!

 

皆様9月1日のプレバトはご覧になりましたか?俳句は「特待生昇級昇段試験」と題して、俳句の特待生8人が一堂に会して俳句を披露し、査定を受けました。いままでプレバトで295人の芸能人が俳句を披露してきたそうですが、特待生に選ばれたはたったの8人。そのうち2人がキスマイメンバーだなんて、本当に本当にすごいことですよね。

 

ジャニーズいちの俳句王、若き才能(←番組でそう紹介された)、ありとあらゆる世界に詩を探しに行く好奇心の持ち主(←夏井先生がそう誉めてくれた) 横尾さんの俳句の軌跡は、こちらの記事にまとめています。

mikanmoon.hatenablog.com

mikanmoon.hatenablog.com 

mikanmoon.hatenablog.com

 

そして、今回の俳句。

*****

2016.9.1 お題「秋の空」

 

鰯雲 蹴散らし一機 普天間

 

特待生昇格試験(1級昇格)

季語:鰯雲(秋)

鰯雲(いわしぐも)…小さな無数の雲が薄く広がっている形状を指して言う。鱗雲(うろこぐも)、鯖雲(さばぐも)とも言う。気象用語では巻積雲。

 

披露された瞬間、呼吸が止まった。すごい。どうしてこんな句を思いつけるんだろう。まず、鰯雲の写真を見て、終戦の日と結びつけて、平和や沖縄に思いを馳せる発想力。なんて心が美しい人なんだろう。同じ日本にいながら、この夏、終戦の日について考えたことなんか1回もなかった自分が恥ずかしい…。「鰯雲」という平和な秋の情景をまず描いておいて、「蹴散らし一機」で不穏な空気を作り、「普天間に」で飛行機が軍用機で、沖縄のことだとわかるこの構成力。「鰯雲」は「鱗(うろこ)雲」とも言えるし、ひらがなで「いわし雲」と書くこともできるけど、「鰯」という漢字にしたのは「弱」というつくりを生かすことまで考えてのことだと思う。

多分凡人の発想で「平和」を詠もうとすると、「青空の下みんな笑顔」みたいな「THE平和」な風景をテーマにすると思うんだけど、「平和じゃない」現状を詠むこのセンス。おそらくだけど、キスマイは4月にDVDの撮影で沖縄に行ったので、その時に基地や軍用機を見たんじゃないかって推測します。そのことが心のどこかに消えずにあって、4か月後に俳句として結実する横尾さんの美しい心のありように胸打たれます。

そして時事問題を果敢に詠み込んだところ。普天間基地の問題に関しては現在いろんな意見があり、それを詠み込むことで、外野に曲解されるリスクもあるのに、それでもあえて「普天間」を詠み込んだこの勇気と思いの強さ。ジャニーズのアイドルとして、そのリスクを考えなかったわけがないと思うんですよ。だけど、横尾さんはただ素直に情景を描写しているだけで。それをどう解釈するかは、読み取る私たちの心が試されている。

この俳句には、横尾さんの美しい心と勇気とセンスが、鏡のように映っている気がして、胸打たれました。もしこの句を曲解してとやかく言う人がいるとしたら、それはその人の心が映っているだけなのだと思う。

 

結果はもちろん昇格で。横尾さんまた一段高い所に行っちゃった。私も清く正しく生きていかないと、横尾さんに置いて行かれそうな気がする。昇格が発表された時、競い合っていた東国原さんに「ありがとうございます。勉強させてもらってます」って頭を下げる横尾さん。夏井先生に「『普天間に』じゃなくて『普天間へ』だったら気持ちは100%伝わる」って指摘されて「まだまだ勉強が足りないですね」って大きくうなずく横尾さん。その後、ミスタープレバト梅沢さんが、ただニコニコして無言でうなずく映像を見て、涙が出ました。本当に私は横尾さんを好きになってよかった。

 

…でも、千賀さんの降格に手を叩いて大笑いしたり、盛り付け4位を北山さんのせいにしたりする性格の悪い黒横尾さんも大好きです!!