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みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

もしキスマイが村上春樹作品の登場人物を演じるなら

横尾沼に落ちて以来、愛読書はアイドル誌と『裸の時代』ですが何か問題でも?という私の読書生活ですが、村上春樹さんの小説だけは、予約して発売日に買って、全作品読んでいる程度には村上主義者*1なんです。

そういうわけで24日発売の待望の新刊『騎士団長殺し』本当に本当に楽しみです! 

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

騎士団長殺し :第1部 顕れるイデア編

 
騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

騎士団長殺し :第2部 遷ろうメタファー編

 

 複数巻にわたる大長編は『1Q84』以来7年ぶり、短編作品を含めても『女のいない男たち』以来4年ぶりということは、私がキスマイを好きになって初めて発表される小説ということになります。発売に向けて、現在村上作品絶賛読み返し期間中なんですが、私は小説を読む時に、登場人物に知っている人を当てはめてしまう癖があるので、もしキスマイメンバーが村上作品を演じるとしたらどの登場人物になるか妄想してみました。

 

***** 

・北山さん 『ダンス・ダンス・ダンス』の「僕」

村上作品ってなかなか「これはこういう話で…」って説明しにくいんですけど、私は『ダンス・ダンス・ダンス』は、「僕」が異界に連れて行かれる運命にあるユキとユミヨシさんを救う話だと思う。「文化的雪かき」をしたり、ユキを連れてハワイに行ったりして女の扱いに慣れているところもあり、涙を流して真剣に人生を考察するところもある「僕」は、チャラさと熱さを併せ持つ北山さんにぴったり。

 

・千賀さん 『アフターダーク』の「高橋」

あらすじを説明するのが難しい村上作品の中でも、「アフターダーク」は特に説明が難しい。高橋は、主人公のマリを心配して何かと世話を焼くいい人なんだけど、マリの姉に関して、何か秘密を隠し持っているような雰囲気もある。語り手が「私たち」であることや他の作品と少し違う文体など、かなり実験的な作品なので、映像化したらかなりモダンでアートな作品になりそうな気がするから、スタイリッシュな千賀さんに登場してほしい。

 

・宮田さん 『スプートニクの恋人』の「僕」

善い人キャラ全開で、すみれのことをおろおろしながら見守っていてほしい。夜中にすみれの「恋人」の話を聞いてあげたり、行方不明になったすみれを探すためにギリシャまで出かけたりする「僕」。でも、「にんじん」関連のエピソードが示す通り、ただの善い人ではなさそうなところも宮田さんっぽい。

 

・横尾さん 『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の「多崎つくる」

本当はみんなの精神的な要で、大切に思われてるのに、自分では全然気づいてなくて、自分なんかダメだと思ってしまうつくるくん、人とかかわらないで物を作るのが得意なつくるくんは、横尾さんそのもの。そうなると、つくるくんに対して時に自信を与え、時に導き、時に翻弄する沙羅の役は藤ヶ谷さんしかいない。

 

・藤ヶ谷さん 『1Q84』の「天吾」

自らアクションを起こしていく「動」の主人公・青豆に対して、天吾は運命を待ち受け、思索する「静」の主人公。いつもクールで何事にも動じない強さを持ちながら、熱い思いを持って運命に立ち向かう天吾は藤ヶ谷さんを思い起こさせます。カッコいいんだけど、憂いも秘めてる感じ。

 

・玉森さん 『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』の「僕」

二つの独立した物語が交互に進行する作品。奇妙な博士に巻き込まれて、地底を冒険したり、暴漢に襲われたりする「ハードボイルドワンダーランド」のアクティブな「僕」と、高い壁に囲まれた街の図書館で、一角獣の頭蓋骨から夢を取り出す「世界の終り」の思索的な「僕」。どんな役にでも染まれれる玉森さんだから、両方見たい。

 

・二階堂さん 『海辺のカフカ』の「星野くん」

主要登場人物なのに、主人公とは最後まで出会わない星野くん。『海辺のカフカ』は、何か秘密がありそうで、ちょっと浮世離れした人ばかり出てくるのですが、その中でほとんど唯一の「普通の人」である星野くんの存在が、この物語に説得力と暖かさを与えてくれています。賢くはないけれど、明るくて、自分が正しいと思うことを真っ直ぐやり遂げる星野くんが、二階堂さんに重なります。

 

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いろいろ妄想しますけど、村上さんはなかなか映像化の許可をしないので*2、実現の可能性はないと思います。でも、だからこそ、「ああ、別の人が演じることになってしまった…」ということもなくて、妄想もはかどるというもの。果たして『騎士団長殺し』にはキスマイ(を彷彿とさせる登場人物)は出てくるのか、とても楽しみです。

 

 

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2月25日 追記

 

読了しました!

横尾担かつ村上主義者の皆様、小さい奇跡起きましたね!

 

 

*1:春樹さん提唱による村上春樹作品愛読者の呼称

*2:ノルウェイの森』が映画化されたのはかなり異例のこと