みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

キスブサの横尾さんの想い出(転落編)

月曜23時のお楽しみ「キスマイBUSAIKU!?」の放送時間が移動することになりました。私の住む地域ではフジテレビと同時放送はされないことになり、放送があるだけありがたいとは思うものの、番組見ながらツイッターのツッコミでさらに笑ったり、横尾さんがどんなにブサイクコメントの嵐でも横尾担TLだけはチョーカッコイイコメントで埋まっていて感動したり…という楽しみ方がもうできないかと思うと、淋しくて淋しくて仕方ありません。

 

私が横尾沼に転がり落ちたのはキスブサがきっかけです。仕事で激務の日が続き、家に帰って某動画サイトでバラエティー番組を見ることだけが唯一の癒しだった2年前、関連動画が自動で流れてくる中で、偶然出会ったのがこの番組でした。アイドルなんてチャラチャラしてキャーキャー言われてチヤホヤされてる人たちでしょと思っていたのに、トンチキなテーマに全力で取り組み、順位に一喜一憂し、一般の人からひどいコメントをつけられ、本気になって喜んだり悔しがったりしている…その姿が新鮮で、一気に引き込まれ、キスブサばっかり見るようになりました。

 

メンバーの名前も知らないままにきゅんとしたり、声をあげて爆笑したりしているうちに、私はあることに気づきました。「なんか一人だけ挙動不審な人がいる」…それが横尾さんでした。「なんだこの人!?」と思っていた横尾さんに、いつの間にか沼にひきずり込まれたわけですが、キスブサ枠移動記念に、私を沼に誘い、突き落とした10人の横尾さんの思い出を書き残しておきたいと思います。

 

(上記のような事情なので、放送順ではありません。私が沼に落ちた2015年夏ごろまでの記録です。)

 

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・2012.9.2 カッコいい家への誘い方

「カッコよさ」を競っているはずなのに、(誘えなくて)ケータイ見ているテイとか、「(部屋)汚いけど」と言いたしたりとか、余計なことを付け足す横尾さん。「まだいいじゃん、大丈夫だよ」と何の根拠もないことを言い、手をつなぐでもなく、スタスタ行ってしまう横尾さんに、「この人正直すぎる…」と思った回。

 

・2014.2.23 携帯電話を隠れて見ていた彼女への叱り方

みんな叱った後にちゃんと「不安にさせてゴメン」とかフォローして「カッコいいポイント」を稼いでいるのに、最後までキレっぱなしの横尾さん。まあ現実的にはこうなるんだろうけど、スタッフさんはこの人に、「カッコよさを競う」っていう番組の主旨をちゃんと伝えているのか心配になった回。

 

・2012.8.19 カッコいいキスの仕方

付き合って初めてキスするという設定なんだけど、「大丈夫だよ、目つぶれば怖くない。ね、いくよー!」って言うのがひどすぎて爆笑。体育会系気質を感じる。思うにキスブサでは、ロマンチックすぎて「こんなの現実ではありえない…(照)」と思う人と、ネタに寄りすぎてて「こんなの現実ではありえない!(驚)」と思う人がいるんだけど、横尾さんだけは「現実」。フツーの人は、日々ロマンも驚愕もなく、まあそんな対応だよなっていうリアルさがこの人の持ち味なんだなあと思った回。

 

・2013年9月22日 振られた彼女へ贈る誕生日メール

メールテーマの時はどれもそうだけど、相手の気持ちを思いやったり、自分の素直な気持ちが溢れ出ていたり、文面に人柄が表れる横尾さん。言葉の選び方も美しくて、「私この人の文章好きだなあ」と思った回。まさかその持ち味が後に俳句で開花することになろうとは。

 

・2013.11.17 35歳の誕生日に私もうおばさんだねとつぶやく彼女を喜ばせる方法

ステキな別れ方回等でも見られる、話がまとまらず、読点なしで長々としゃべり続ける横尾さんの真骨頂。「メールの文面はあんなに美しいのに、いったいこの人どうなってんの?」と思った回。最初は「全然まとまってなーい」と思って笑えるんだけど、だんだんこの人本当に真剣に考えて真剣にしゃべってるんだなと感動してくる。

 

・2014.5.22 やる気のない後輩女性の叱り方

「残業めんどくさい」という後輩に、最初っから超キレ顔で「何がめんどくさいんだ」と完全にヤンキーモードに入ってるのに、お説教しながら、後輩が返事する前に自分で「うん」って3回も言ってしまう横尾さん。私も人に注意したりするの苦手で、相手からの返事が待てないで自分で言っちゃうから、「この人も自分に自信がなくて自分で先に言っちゃうのかな」とシンパシーを感じた回。

 

・2014.7.17 働く彼女に作ってあげるお弁当

料理回はどれも大好きなんだけど、特にあげるとしたらこの回。変わったものを作ろうとか、オシャレなものを作ろうとかするでもなく、ロバート秋山さんに「田舎の熟女が作る弁当」と言わしめた和食弁当を作った横尾さんに好感しかなかった回。味は審査対象外なのに険しい顔で味見するところも好き。


・2015.3.26 スケート場でのカッコいい声のかけ方

初対面の人に声かける、スケートできるのにできない演技するっていう横尾さんの苦手そうな要素がつまってるのに、スケート得意だからか、自信満々にふるまってすべてがうまくいく。「この人器用なのか不器用なのかよくわかんないな」と思った回。

 

・2013.6.9 キッチンでのカッコいいキスの仕方

不意打ちキスもいいけど、「めっちゃいい匂いする!何作ってんの?」って入ってくるところが、横尾さん、小さい頃はこんなふうにお母さんがご飯作っている台所に駆け込んでたんだろうなって思えて大好きな回。本人もマイベストにあげ、タイミング完璧と絶賛されていましたが、私は偶然の産物だって信じてる。

 

・2013.3.23 彼女の手料理が不味かった時に傷つけずに伝える優しい一言

忘れもしない、この一言が、オレンジ色の沼のほとりで怖々と水面をのぞき込んでいた私を後ろから蹴り飛ばした。「味見した?」たった五音の過不足のなさ!「おもしろい味だね」とか「俺は好きだけどちょっと薄いと思う人もいるかも」とか言われたら、私だったら不味いと思われてることに気づかない。不味いことを伝える一言としてこれ以上の一言が他にあるだろうか(「傷つけずに」と「優しい」のことは知らん!)。完璧だ。この一言に感じた、横尾さんの正直さや飾らなさ、言葉の的確さや発想力のようなものは、今でも間違っていなかったと思う。

 

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1回1回に思い入れがありすぎて、とても10ではまとまらない…。

この番組を見なかったら、私は今でもアイドルに偏見を持ったまま、人生損して生きていただろうと思うので、キスマイBUSAIKU!?には本当に感謝しています。また全国放送に戻ることを祈りつつ、どんなに深夜でも、どんなに放送日が遅れても、これからもちゃんと追いかけたいと思います。

 

 

沼落ち以降の「沈下編」にたぶんつづく…