みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

「舞祭組の、わっ!」聴きました!

待望の舞祭組1stアルバム発売、そして念願のオリコンウイークリー1位おめでとうございます!! 

舞祭組の、わっ! (初回生産限定盤A)

舞祭組の、わっ! (初回生産限定盤A)

 
舞祭組の、わっ! (初回生産限定盤B)

舞祭組の、わっ! (初回生産限定盤B)

 
舞祭組の、わっ! (通常盤)

舞祭組の、わっ! (通常盤)

 

 

思えば私が横尾沼に転がり落ちたのは2015年夏。そのすぐ後にアルバム制作が発表され、その時は「へぇー、楽しみ!」ぐらいのテンションだったのが、だんだん雲行きが怪しくなり、よくわからない状況に飲み込まれ、自然消滅しちゃったのかなと思うこともあったけど、制作決定の発表から2年3か月もたって発売されたこのアルバム。メンバーやスタッフさんにとってはうれしさもひとしおだと思います。

 

アルバム発売日が正式に発表されて「わっ!」と驚き、ジャケ写解禁に「わっ!」と驚き、収録曲のタイトルの訳の分からなさに「わっ!」と驚き…そして実際に聴いてみてもやっぱり「わっ!」と驚くアルバムでした。

 

16曲全然違うタイプの曲だけど、それぞれ16方向に振り切ってる。普段キスマイ以外のJ-POPをほとんど聴かないので、これ1枚でいろんなタイプの曲をいっぱい聴けて、とてもお得でした。伴奏に関してもすごく凝っていて、オフボーカルでも聴いてみたいぐらい。クリエイターさんたちも、こんな曲世に出せる機会他にない!という気持ちで張り切って作ってくださったのではないかと想像します。

 

そして横尾担としては、どの曲聴いても横尾さんの声が聴こえる!!ということの驚きと喜び。なんかもう、本当にありがとうございます。

 

1曲ずつ感想をメモしておきます。

 

*****


♪春夏秋冬、漢歌

このアルバムのコンセプト、舞祭組のコンセプトを1曲で体現した曲。おしゃれさとかテクニックとかなく、ストレートに腹から声出して歌っている感じが気持ちいい。舞祭組って擬音で表現すると確かに「どんがらがっしゃん」だなあと思う。

 

♪棚からぼたもち

舞祭組がデビューした時、私はまだジャニヲタではなかったけれど、舞祭組のデビュー曲としてこれ以上の曲はないと思う。4人の置かれている状況がよくわかる。でも悲壮すぎない。前の3人にケンカ売る訳でもない。哀愁と謙虚さと前向きさの絶妙なバランス。そして聴く人を味方につけるコール&レスポンス。本当に中居さんって天才だなと思うし、意図を汲み取ってやりきった4人も見事だなとしみじみ思う。

 

♪ぶっさっさー

8割方おちゃらけているんだけど、それにまぎれて残りの2割で「行くトコまでそりゃ行こうぜ!」「俺たちの時代築くのさ」と大事なことを宣言している曲。「わったったー」の語感のよさ!

 

♪てぃーてぃーてぃーてれっててれてぃてぃてぃ~だれのケツ~

キスブサで、中居さんからこの曲のタイトルが発表された時に4人が呆然としながら口々に「てぃーてぃー…?」「てぃーてぃーてぃー…?」とつぶやいている場面が何回見ても笑えて大好き。私は舞祭組デビュー時はまだヲタクじゃなかったからその時の空気はよく知らないけれど、デビューしておそらく賛否両論の「否」の声もいろいろあっただろうに、全く外野の意見に耳を貸さず、さらに振り切ったこれが2曲目って、中居さんも舞祭組もスタッフさんもすごいなと思う。

 

♪友達申請

かわいい。今回、いろんな曲があって、それに合わせていろんな歌い方していて、これが4人にとって大きな武器になるんだろうなと思う。子ども向けの歌い方が4人とも本当にかわいらしい。「リズムに合わせみっぎ、ひだり、みぎひだりー」ってつい一緒に歌ってしまう。本当に本当にかわいいのに、なぜに尻。

 

♪like a Mt.Fuji~勝利のドラゴン~

カッコいい…。この曲を舞祭組に書いてくれて感謝しかない。本当に空前絶後の異端児で、日本揺るがす革命児だよ…。二階堂さんのラップの安定感がすばらしい。ごりごりにカッコいいところに横尾さんが「息もつかせぬような…」って甘く入ってくるところが大好き。

 

♪トロになりたい

マグロ解体師横尾さんのために、皆様ありがとうございます。それにしても「スナックSHOW和」の「涙酒」の時も思ったけど、みんな演歌っぽい歌い方が上手。avexにご指導する方がいるんでしょうか。演歌っぽい歌い方が板につきすぎていて、横尾さん以外の3人の歌割りがわからない。

 

♪俺とヒーロー

音楽だけ聴いているととても壮大で美しいバラードなのに、歌詞をつけるとシュール、映像をつけるとカオス。この場合「ヒーロー」は桃太郎ってこと?「俺たち」は誰?謎の多い曲だけど、1つだけ確かなことは、キジ役の横尾さんの脚線美!

 

♪恋愛心経

曲が発表されるまでは「アルバムってことは、ラブソングなんかもあったりするのかなぁ」と思ってました。確かにラブソングはあった。しかし、思ってたんと違うー!ラブソングで方言でお経っていくつ乗せてくるの?この曲、舞祭組が歌わなくて誰が歌うの?あと、今まで横尾さんの髪が長い方がいいとか、パーマかけない方がいいとかいろいろ言ってすみませんでした。横尾さんは坊主にしても美しい。

 

♪ちんとんしゃん

今まで聴いたことのないタイプの曲ですけど、なるほど、こういう曲を電波ソングっていうんですね。拍子も調性も振り切って、ものすごく勢いよく走り抜けるような曲。中毒性ある。

 

♪やっちゃった!!

聴くたびに思うけど、歌割りが神。血気盛んな千賀さん。世の不条理を愚痴る二階堂さん。失敗しちゃっててへぺろな宮田さん。そしてEverythig is OKな横尾さん。考えてみたら、終電に間に合うように帰るっていうだけの歌詞なのに、横尾さんの「行かなくちゃ、もう行かなくちゃ」が必死過ぎて、12時の鐘が鳴ったシンデレラもかくや、と思う。

 

♪ブサイク魂

なんだかもうここまで聴いてくると「ブサイクってなんなんだろう?」という疑問が湧いてくる。人に優しくなれて、本音を見せて、力の限り生きている人を誰が蔑めるだろう。バックの音の「高校の吹奏楽部感」も青春性を高めてくれて最高。

 

♪BODY&SOUL~全身全霊~

はぁぁぁぁ…半裸の横尾さんがこちらに近づいてくるなんて、これ夢?幻?CG?こんな日が来ると思わなかった。「覚悟決めて向かう先に待ち受けるチャンス」って本当にそう。舞祭組としてデビューすることも、音痴キャラを受け入れることも、マッチョになることも。

 

♪道しるべ

私が横尾担になってから初めてリアルタイムで応援することになった舞祭組のシングルなので感慨深い。舞祭組でCD出すってなったときに、藤ヶ谷さんが横尾さんから「どうやって歌ってるの?」ってメール来たってキスブサで語っていたけれど、私も藤ヶ谷担さんに聞きたい、「どうやって聞いてるの?」って。歌番組で道しるべが歌われるたびに、1週間ぐらい前から緊張し、当日は画面の前で手を合わせ、息を止めて聞いてるんですけど、歌番組の見方ってこれで合ってますか?もうちょっとソロが長かったら確実に息の根が止まってる。

 

【bonustrack】

♪最幸LOVE

UTAGEに舞祭組が出演すると、全国ネットの話題性のある番組に出て本当にうれしいと思いつつも、「本当は(ある程度)歌えるのにな」ともやもやした気持ちもあったのですが、この曲聴いて、4声でこんなにハモれる!ってわかったから、これからはUTAGEも心穏やかに見られると思います。「格好悪くたっていい笑われてもいいさオレの誇りだから」って、舞祭組が結成されて、余計なプライドを降ろして輝き始めた横尾さんが歌うの胸アツすぎる。

 

♪Fire&Lightning

もう泣ける…。この曲をここで歌わせてもらえる意味!!こんなにこんなにカッコいい曲を舞祭組におろしてくださるなんて、舞祭組って本当に愛されてるし、期待されてるんだなって思える。そして「なかいさん」がコーラスで参加してくれている意味!!舞祭組は泥臭くってずっとおっしゃってた中居さんが歌ってくださるということは、この曲を今ここで舞祭組が歌うべきなんだという中居さんのお墨付きってことですよね。そしてこの曲を、専門家について英語の発音を習って挑んだ4人の堂々とした歌いっぷり!とても歌詞の英語にぜんぶルビ振る人と、SummerTimeが書けなかった人がいるグループとは思えない!

 

*****


14曲目まででも充分舞祭組らしくて、舞祭組にしか歌えない曲ばかりで満足なんだけど、bonustrackの2曲の意味よ!ずっとアルバム待ってたファンへのご褒美のような、どんなにおちゃらけに走ったとしてもアイドルの本道を忘れてないよっていう4人の意思表示のような…。でもそれを本編で扱うのではなく、bonustrack扱いにする謙虚さ!(3形態とも収録してるんだから分ける必要ないのに。)もう本当に、本当に…言葉になりません。

 

新曲12曲もあって、全部全然違う歌い方が必要だから、たいへんだったと思うんですよ。それなのにどの曲も真面目に取り組んで、筋トレして、富士山登って、日本横断してハイタッチして、さらにライブの演出も考えて…。どうかそんな4人の想いがたくさんの人に届いて、たくさんの人が「わっ!」と驚いたり、「わっ!」と笑ったり、「わっ!」と泣いたりしてくれますように。