みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

LOVE聴きました!

Kis-My-Ft2、21枚目のシングル「LOVE」発売、おめでとうございます。

 

LOVE(初回盤A)

LOVE(初回盤A)

 

   

 

LOVE(初回盤B)

LOVE(初回盤B)

 

 

 

LOVE(通常盤)

LOVE(通常盤)

 

 今回のシングルのテーマは「まるごとラブソング」。収録曲の5曲とも「愛」をテーマに書かれた楽曲、しかもそのうち3曲は久しぶりのユニット曲ということで、情報解禁されたときから楽しみに待っていました。

 

感想を書きます。

 

*****


♪L.O.V.E.

試聴した時は「サビがキャッチーでカワイイ!」という感想だったけれど、最初から通して聴いてみると、カワイイだけじゃない、何だか不思議な曲。恋の始まりの甘酸っぱさを歌っているんだけど、「意味のない駆け引きはしたくない」とか「誰かに相談するほど弱くはない」とか、ある程度経験を積んだ、大人の恋の始まりっていう感じがします。サビまでマイナーコードで進んでいくところも、ハッピーなだけじゃない、でも止められないっていう「恋」の感覚によく合っていると思います。「スキとキスのダブル攻めで暴走しそう」とか「過去と未来繋ぐ夜に絶叫しそう」とかトンチキな歌詞も、感情の高ぶりにボキャブラリーが追いついていない、よい意味でバカみたいな感じがキスマイっぽくてとても好き。

 


♪Because I Love You(初回盤AB)

幼過ぎて失った恋を歌った切ないバラード。北山さん藤ヶ谷さん玉森さんの切ないメロディーに、二階堂さん千賀さん横尾さん宮田さんのラップが絡むところが、何というか、舞祭組が成長した今だからこそ歌える曲、という感じがする。感情がうわーっと高ぶって、それでも泣くでも喚くでもなく、自分の中で静かに消化して、また日常に戻っていく感じが、『蜃気楼』っぽいと思いました。MVのダンス、とても『道しるべ』のダンスっぽかったけど、千賀さん振付じゃないのかな?

エイベックス様が「エモい」を連呼する通り、エモーショナルな名曲であることに疑いはありませんが、別れた男に対しては「地獄に落ちればいいのに」としか思ったことのない私は、別れた彼女を想うこの感情が理解できないの…。

 


♪ConneXion(通常盤/藤ヶ谷太輔&千賀健永&横尾渉

今まで、ユニット曲やソロ曲での横尾さんは、動物好きキャラ(わんダフォー)やら、お料理好きキャラ(ワッター弁当)やら、なぜか演歌好きのサラリーマン(スナックSHOW和)やら、これはこれでかわいくてよかったけど、ずっと色物担当なのかなと思ってた。それが、こんなカッコいい曲に参加させていただけるなんて感無量です。横尾さんの生かし方を一生懸命考えて、「ファルセッター」という役割を与えてくださった藤ヶ谷さんの横尾さん愛を感じます。
曲は謎めいていていろんな解釈ができそう。私は、何らかの事情(別の女性と結婚しなくてはならないとか)で、女と別れたけれど「あの頃に戻れたら…」と忘れることができない男(千賀さんパート)と、すべての事情を飲み込んだうえで、「あの夜に戻してあげるよ」と別れた恋人を誘惑する女(横尾さんパート)という情景が浮かびました。横尾さんが繰り返し歌う「I can take me touch tonight」は、「今夜私に触ってもいいよ」でもあり、「禁断の扉を開けてみたくない?」でもあるのかな。繰り返される「to me」が「罪」に聴こえることもあって、秘密の恋、禁断の恋を連想しました。全然違うかもしれないけど、「小悪魔的に誘惑するワタコ」という自分の妄想で鼻血が出そうなので、私はこう信じ込むことにする!

 


♪星に願いを(通常盤/玉森裕太宮田俊哉

こんなんズルい…何回聴いても泣ける。お星様になってしまった君を地上で想う「僕」と、夜空から見守る「私」。究極の愛。永遠の愛。これ以上の愛があるわけない。3年ぶりに二人で歌うことになって、この設定持ってくる玉森さんと宮田さんの関係性に泣けるし、この設定だったら、どれだけでも切なくできるのに、敢えて明るく前向きな曲になっているのも泣ける。悲しみを乗り越えて力強く歌うのに、ふと宮田さんが「もうすぐ君の側へ」って言うから、その意味を考えてさらに泣けてしまう。

 


♪Happy Birthday(通常盤/北山宏光二階堂高嗣

人類愛!!今回この曲がキスマイに加わる意味は大きいと思う。きっとこれから先、ライブでメンバーの誕生日をお祝いするたびに会場皆でこの曲を歌うんでしょう?キスマイのオリジナルソングで祝えるなんて、本当に素敵なことだと思います。いつもキスマイの未来を見据えている北山さんと、いつも横尾さんの誕生日サプライズやメンバー全員での屋台を企画してくれる二階堂さんのコンビだからこそ、この曲を選んだのかなと思うと感無量です。

 

*****

3ユニットがそれぞれ、「LOVE」をテーマに作ったのに、どこも普通のハッピーな恋愛の曲じゃないというのも、キスマイっぽくておもしろい。付き合えるけれど、絶対に誰にも秘密にしなければならない禁断の恋(ConneXion)と、死んでしまって触れ合うことはできないけれど、一生相手に思い続けてもらえる恋(星に願いを)と、親しい友人ではあるけれど、絶対に相手に恋愛感情は持ってもらえない恋(Happy Birthday)ならどれを選ぶ?って、 突きつけられているような気がしました。