みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

7人揃えばラッキーセブン ―――9月19日横尾さんの俳句に寄せて

毎日暑くて暑くて、いったいいつ夏が終わるのかと思っていたら、ここ数日急に涼しくなり、季節を強く感じたところで、横尾さんの秋の俳句が聞けるということで、楽しみにプレバト!を見ました。

 

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2019.9.19 お題「秋の果物屋

七色の 果実が並ぶ 秋の声

 

現状維持

季語:秋の声(秋)

秋の声…もの寂しい秋を感じさせる風雨や木の葉などの音

 

 

「七色の」という上五が画面に映し出された瞬間、心臓が跳ね上がった。「七」は特別な数字。キスマイの「七」人。もちろん横尾さんがそこを意識してないわけなくて、自分が「七」と言うことの意味をわかっていると思う。普段あまり自分から、メンバー大好きとか、キスマイのことを考えているとか言う横尾さんではないけれど(そもそも、昨日のキスラジで指摘されたように自分の事はあまり話さない)、たまにこうやって不意打ちのようにキスマイ愛を出してくるのでドキドキしてしまう。だからこそ、俳句披露の前に北山さんと千賀さんの名前を出したのだと思うし、もしかして他にプレバト俳句に出ているジャニーズもいるのに、ウエストの桐山さんのお名前を出したのは、ウエストも7人だから…?までは考え過ぎでしょうか。

 

もちろんそんな事情を知らなくても鑑賞できる俳句。「七色」という言葉で、きっちり七色、というわけではなく、色とりどりのたくさんの果物が並んでいる光景が想像できます。考えてみたら「七」というのは不思議な数字で、日本では「七色の虹」、海外では「ラッキーセブン」と、ファンタジックなイメージがあります。一桁の数字の中で「七」だけが「なないろ」と訓読みできるのも不思議(ひといろ、ふたいろ…と読めないわけじゃないけれど、日常では使わない)。「七福神」「七つの大罪」「七つの海」等、ちょっと特別な印象もあります。これが「六色の」や「八色の」では成立しなかったと思います。炎帝戦の「敬遠五つ」や冬麗戦の「九人抜き」等、最近の横尾さんの俳句は、それ以外には成立しない数詞をうまく使っている気がします。

 

「秋の声」は俳句の季語としては、もの寂しい秋の風情を表す言葉だから、釣り合っていないということで現状維持となりましたが、私がこの俳句で思い浮かんだのは、ジャニーズWebのキスマイのページ。キスログでは「KI」「S」「M」「Y」「F」「T」「2」と書かれた7つの黒い四角が並んでいて、ブログを更新したメンバーはその四角がメンバーカラーになります。以前は全員黒とか、1つ2つカラーとか、そんな感じだったのですが、Kis-My-Ft2は昨年の8月10日から今年の8月10日まで、全員毎日ブログを更新していたので、毎日毎日フルカラーの四角が並んでいたのです。何もしたくない日も、書いたことが曲解されて悔しい思いをする日もあったと思いますが、誰一人脱落することなく毎日ブログを更新してくれて、本当に幸せな1年でした。おそらくプレバトの収録は放送の3週間ほど前で、さらに〆切を考えると、横尾さんがこの俳句を作ったのは、ちょうど1年の更新が終わるころだったのではないかと思うのです。全く見当外れかもしれませんが、果実のように七色の四角が並んで、メンバーの声を届けてくれたこの1年間の集大成のような俳句で、七色が並んだあの光景を絶対に忘れないでおこうと思いました。

 

数詞といえば、話は脱線しますが、一昨日以来、横尾担界隈は横尾さんが掲載される「いぬのきもち」の話でもちきりです。そのインタビューのタイトル「犬が好きな11の理由」って絶妙じゃないですか?!これが一桁だったら普通だと思うし、「10の理由」だったらキリのいいところで揃えた感があるけど、「11」って、もう本当に「11」なんだなって感じがします。キスマイ超BUSAIKU!?で私の好きなところは?って聞かれて人間のマイコには「俺を頼ってくれるところ」1個しか挙げなかったのに、犬には11個!!そもそも、マイコに対して嫌いなところ「寂しがり屋」、好きなところ「俺を頼ってくれるところ」ってそれはもう犬では?!私は犬になりたい。もしくは「犬」という名前に改名したい。久しぶりの動物のお仕事めっちゃ楽しみです!!