みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

わたしの光 ―――10月10日横尾さんの俳句に寄せて

横尾担の皆様は賛同してくださると思うのですが、秋って横尾さんの季節という感じがしませんか?街でハロウィンの飾り付けを見かけるたびに(横尾さんのメンバーカラーがオレンジだから)、ふとキンモクセイの香りが漂うたびに(横尾さんがキンモクセイ好きだから)、嬉しくなってしまうのは横尾担あるあるですよね?涼しくなって横尾さんが銀河一似合うロングカーデの季節でもあるし、ワンだランドのレギュラーとか、いぬのきもち掲載とか嬉しいニュースを聞いた想い出の季節でもあります。

 

そういうわけで、我が身に何が起きたわけでもないのに、何となくウキウキ、ニコニコして毎日過ごしているので、今回からプレバトタイトル戦は5位以内に入らないと次回は予選から出場と聞いても、「秋の横尾さんなら絶対絶対大丈夫!」と何の根拠もない自信を持って番組を見ました。何といっても秋は、あの名句「鰯雲 蹴散らし一機 普天間に」を生み出した季節でもありますし。

 

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2019.10.10 お題「信号機」

天泣の プラチナ通り 檸檬の香

 

金秋戦3位

季語:檸檬(秋)

天泣(てんきゅう)…上空に雲がないのに雨が降る現象。

プラチナ通り…外苑西通りのうち、白金6丁目交差点から白金台交差点までの緩やかな坂道の愛称。

 

 

披露された瞬間、お洒落な俳句だと思いました。「天が泣く」というファンタジックな言葉と「プラチナ」というきらめきのある言葉と季語の「檸檬」。横尾さんがこんな俳句を詠むのは珍しいし、他の出演者の方から「アイドルっぽい」と言われているのも新鮮でした。

 

「天泣」という美しい言葉は初めて知りました。これは季語ではないのですね。横尾さんは(というか、俳句を作る人は皆)歳時記を繰って魅力的な季語を探していると思うのですが、これまで「花万朶」とか「神の旅」とか美しい季語で番組では「季語の使い手」とまで言われた横尾さんが、季語でないところでこんな美しい言葉を使ってくることにびっくりしました。どこでこの言葉を知って俳句に使おうとひらめいたのか、普段からアンテナを高く張っていないとひっかかってこない言葉だと思います。

 

夏井先生からは、「泣」の文字が檸檬のさわやかさにそぐわない、「天気雨」でよかったと指摘が入りましたが、今「レモン」と「雨」と言われたら、BGMでもかかっていましたが、米津玄師さんの「Lemon」を思い浮かべないわけにはいかなくて、私は哀愁のある俳句のように思えました。賑やかなプラチナ通りを一人で孤独を感じながら歩いていたら、どこかの店先から「Lemon」が聴こえてきて、不意に切なくて泣きたいような気持ちになった…そんな情景が目に浮かびました。

 

そんな連想をしてしまったのも、月刊テレビファン11月号のせいかもしれません。文豪に扮した横尾さんのビジュアルの良さも衝撃的でしたが、それと同じぐらい、テキストの横尾さんの「(家では)少し酔ってると自分に対する悔しさで泣くこともある」という発言に衝撃を受けました。ふだんメディアではあまり感情を表に出すことがない横尾さんなので、クールに何でもこなしているように感じてしまいますが、私たちと同じように傷つき、涙を流すこともあるという事実に、嬉しいような、切ないような、励まされるような気持ちがしました。横尾さん、たとえ悔しい出来事があったとしても、いつでも「あなたはわたしの光」です。

 

キスマイで「涙」と言えば、やっぱり千賀さん。そして年に1度は必ず横尾さんが語る、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で開始早々に泣いたという北山さん。今日は3人そろって初めてのタイトル戦となりました。5位までが予選免除ということは、おそらく次回から、予選通過の人数が増えるということだと思われるので、この3人が本選でキスマイ対決をする日が楽しみです。