みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

キスマイと行きたい美術展2020

美術館に行くのが好きで、この時期は来年の美術展のラインナップが出そろうので、眺めてはどこに行こうか考えるのが楽しみです。なにせ田舎在住なうえに連休が取りにくいので、この時期は東京行ってこれとこれと…この時期は関西に行ってこれとこれと…としっかり計画を立てる必要があるのです。考えながら、もしキスマイメンバーとだったらどの美術展にいきたいか妄想してみました。

 

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 ♪北山さん

国立西洋美術館「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」(3/3~6/14 その後大阪に巡回)

・アーティゾン美術館(1/18開館)

 

パリに旅行した時にルーブル美術館に行ったと話していたし、好奇心旺盛で何でも積極的に楽しむことができる北山さんだから、いろんな有名絵画がたくさん見られる美術展が楽しそう。ロンドン・ナショナル・ギャラリー展は、すべて初来日のイギリスの至宝61作品が集まる大型美術展。ティツィアーノやらゴッホやらフェルメールやら、時代も国も様々な名画が集まるので見どころ満載。「あれがよかった」「この時代が好き」とか話がはずみそう。

アーティゾン美術館は、東京駅近くにある旧ブリヂストン美術館が、5年の改修を経て、改称したもの。改修して展示スペースが2倍に増え、休館中も新しく作品を収集していたとのことなので、開館がとても楽しみ。これも、古代から現代まで、日本も海外も、バラエティーに富んだ作品を展示しているので、絶対に好きな作品が見つかると思います。

 

♪千賀さん

Bunkamura ザ・ミュージアム「超写実絵画の襲来 ホキ美術館所蔵」(3/18~5/11)

奈良国立博物館毘沙門天 -北方鎮護のカミ」(2/4~3/22)

 

キスマイいちの画力を持ち、プレバト水彩画査定でも活躍する千賀さんに、ぜひホキ美術館の超写実絵画を見てほしいです。それはまさに絵画の「襲来」。初めて見たときには「絵より写真の方が正確」という固定観念をバリバリと壊される感じがしました。1枚仕上げるまでの途方もない時間と執念を思うと、「写実絵画って尊い」と思わずにはいられません。見たままを描くのだから、誰が描いても同じになりそうなのに、全然そうではなくて、アーチストごとに個性がでるのもすごく不思議。(ホキ美術館は台風の被害で休館中。復興を心からお祈りしています。)

仏像展は、千賀さんがパワースポット好きだから。今年、何の知識もないまま仏像展に行ったのですが、表情とか、持っている物とか、飾りとか、ポーズとか、着目するポイントがたくさんあってとてもおもしろかった。「このポーズかっこいい」とか「このアクセサリーほしい」とかミーハーに見て回りたいです。

 

♪宮田さん

京都文化博物館「みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ-線の芸術」(開催中~1/13 その後札幌、名古屋、静岡、松本に巡回)

新国立美術館MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ アニメ ゲーム 特撮2020」(7月~9月)

 

美少女がいっぱい出てくる美術展と言ったらミュシャ毎年どこかでミュシャの美術展が開かれていて、つい行ってしまいます。小悪魔っぽい子から清楚なお姉さんまで各種取りそろっていて、いつ見てもうっとりしてしまう。「みんなのミュシャ展」は、Bunkamuraでも開催されていたもので、ミュシャの作品の展示だけでなく、ミュシャが日本に影響を及ぼした過程を追った展示なので、アニメ好きの宮田さんは楽しんでくれると思います。「ヒヤシンス姫が一番かわいい!」「いやいや黄道十二宮の方がタイプ!」とか言い合いたい。

MANGA都市TOKYOは昨年フランスで開催された展覧会。日本のアニメやゲームが海外でどのように紹介されているのか興味があります。アニメやゲームそのものだけではなく、「聖地巡礼など日本独自のオタク文化にも触れた内容みたいなので、宮田さんに解説してほしいです。

 

♪横尾さん

すみだ北斎美術館

東京都写真美術館

 

横尾さんといえば俳句と写真。北斎の浮世絵ってこの二つに通じるものがあると思います。北斎の「富嶽三十六景」は、富士山を荒れくるう波の向こうに描いたり、作っている桶の胴の中に描いたり、46枚すべて構図が違っていて、でもどの絵もちゃんと富士山に存在感があっておもしろい。どの場面を切り取るかの発想や、取り合わせのセンス、視線の動き方等、とても俳句的で勉強になりそう。

写真については、以前は興味関心の輪の外側にあったのですが、横尾さんがジャニーズwebに写真館を開設して以来、写真の語ることがわかるようになりたくて、写真の美術展も積極的に見るようになりました。「アート」としての写真と、記録としての写真がどう違うのか、私はまだまだ全然理解が足りないんだけど、この写真はどこがアートなのか、私には思いもつかない発想を、横尾さんは教えてくれそうな気がする。

 

♪藤ヶ谷さん

森美術館

横浜トリエンナーレ(7/3―10/11)

 

画力と芸術を理解する感性とは比例しない・・・はず。現代美術の展覧会に行くと、「筆で紙に描く」作品はもうほとんどないから、藤ヶ谷画伯でも大丈夫(?)。森美術館はかなり攻めた展示をする美術館で、展示の仕方もおもしろくて、あんまり興味ないなあと思う美術展でも、いつも絶対に好きになれるものが見つかります。火曜日以外22時まで空いているのもありがたい。これってこういう意味?とか確認せずに静かにじっくり噛みしめたいです。

トリエンナーレは有名無名、国内外にかかわらずたくさんのアーチストが自分の作品を思い思いに発表する場。何が言いたいのか全くわからないものも、わかるような気がするものも、わかんないけどとにかくカッコいいものもあって、お祭りみたい。わかってもらえようがもらえなかろうが、みんな自分の言いたいことを力いっぱい表現しているのを、見ているだけで元気をもらえるので、とても楽しみにしています。

 

♪玉森さん

東京オペラシティアートギャラリードレスコード?―着る人たちのゲーム」(4/11~6/21)

国立新美術館「ファッション イン ジャパン1945-2020 流行と社会」(6/3~8/24)

 

ツアーでは衣装担当の玉森さん。シックな衣装やメンバーカラーの衣装ももちろん素敵だけど、毎年あっと驚くような衣装を入れてくるのが楽しみです。今年のツアーのパッチワーク風衣装も、1人1人柄が違ったり、着ている人しか気付かないような襟の裏にもその人にちなんだモチーフを入れたりして、観る人のテンションも着る人のテンションも上げる衣装がさすがだと思いました。そんな玉森さんには、ファッションの美術展。「ドレスコード?」は服の「着る」側面ではなく、「見られる」側面にスポットを当てた美術展で、今年の秋に京都で開催され、現在は熊本に巡回中。服が大好きな玉森さんならきっと楽しんでくれると思います。

「ファッションインジャパン」は戦後の日本のファッションの流行を振り返る企画。社会とファッションのつながりや、流行がどこから生まれどこに消えていくのかについて考えさせてくれそう。

 

♪二階堂さん

国立国際美術館インポッシブルアーキテクチャ もう一つの建築史」(1/7~3/15)

東京都現代美術館オラファー・エリアソン」(3/14~6/14)

 

キスマイのツアーのセットは、いつもびっくりさせられる仕掛けがあってワクワクさせられます。今年のツアーでもフラットな床だと思っていたところが動いたり、高くせり上がるアームになったり。キスマイはローラーも履くから少しの段差も許されないと思うので、アイデアを出した人も、設計した人も、実際に設営した人もすごいと思います。コンサートの演出担当の二階堂さんには、セットや演出のアイデアになるような建築や環境に関する美術展。インポッシブルアーキテクチャ」は構想・設計はされたものの、様々な原因で実現されなかった建築物の図形や模型を展示する美術展。見たこともない建物が見られて刺激をもらえそう。

オラファー・エリアソンは、イギリスの美術館で室内に「夕日」を作り出したという記事を読んで以来、ぜひ作品を見てみたいと思っていたアーチスト。滝や虹など、自然現象を人工的に作り出すインスタレーションに、二階堂さんなら素直に驚いてくれそうです。

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アートもアイドルも見る人にいろいろな感情を与えるエンターテイメントであり、ストレートに表現するばかりでないところが似ていると思います。(例えば、推しが「愛してる」と言うだけで、ファンが「愛されてる」と思えるわけではない。)2020年も心が震えるようなアートに出会えることを楽しみにしています。