キスマイ絵画2020
「おうち時間」いかがお過ごしですか?私は美術館に行くのが大好きなので、どこも行けず、予定も立てられないのが残念なのですが、家でgoogle Art&Cultureというアプリで絵を見て癒されています。このアプリにArt Selfieという、自分に似ている絵画の人物を探す機能があります。以前は日本では使えない機能だったので、2年前、海外に出かけた時にキスマイに似ている絵画を探し、散々な結果になったのがこの記事。
この機能が、最近日本でも使えるようになったんです。対象の絵画も増え、精度もあがったので、再度挑戦してみました。インカメラしか使えないので、「To-y2」B盤特典の個人写真を使いました。
個人的に納得いく→納得いかない順です。
♪千賀さん
Charlotte Trounceの
Emmeline,Christabel,Sylvia and Adela Pankhurstの
この人!
写真と並べてみるとよくわかるのですが、各パーツの位置や大きさはよく似てる。Charlotte Trounceは、ロンドンを拠点に活動するイラストレーターで、このイラストに描かれた4人はイギリスの女性の権利拡大に尽力した人たちだそうです。Adela Pankhurst本人の写真も見ましたが、Adelaとこの絵はよく似ているけど、Adelaと千賀さんとは全く似てなくて、「似てる」って不思議。
♪宮田さん
Baciccio(Glovanni Battista Gaulli) の
Giovanni Battista Spinola junior in ecclesiastical garb
ぱっちりした目とかしっかりした鼻とか、全体的にノーブルな雰囲気は似てる。作者はガウッリともバチッチョとも呼ばれたバロック後期のイタリア人画家。タイトルは「聖職者の衣装を着たジョヴァンニ・バッティスタ・スピノーラ・ジュニア」という意味だそうです。
♪玉森さん
作者不明
Snuifdoos met het portret van Lodewijk Napoleon in uniform
タイトルは「制服姿のルイ・ナポレオンの肖像が描かれたかぎたばこの箱」全体的にほっこりほんわかした雰囲気とか、ちょっとタレ目な感じとか鼻筋がしっかりしてるところは似てるかなあ。しかし「似てる」って髪型大事。
♪北山さん
Francisco de Goyaの
Bartolome Sureda y Miserol
このアプリ使ってると、検索結果がいつも「誰が描いた誰なんだ…」ってなるけど、初めて知ってる画家出てきた。フランシスコ・デ・ゴヤによる、スペインの実業家の肖像画。なんだかもう似てるってなんなんだという気持ちになってくるけど、確かに北山さんこういう表情の時ある…かな。この絵の人物も友達に「お前いつまでも老けないな」って言われてそう。
♪藤ヶ谷さん
Pablo Pisassoの
Portrait of Suzanne Bloch
ピカソがキュビズムに移行する前、「青の時代」に描かれた絵画。モデルとなったスザンヌ・ブロックはオペラ歌手だそうです。窪んだ眼とか鼻筋が通っているところとか、小さめの口とかは似てなくもない気がするのに、輪郭と髪型がすべてを壊している。
♪二階堂さん
作者不明
Millinery Print
もう似てるとか似てないとか言う前に、帽子が気になりすぎて顔に目がいかない。Millineryは「帽子屋」という意味なので、帽子のカタログみたいなものなのかな。1893年の絵ということですが、当時はこれが最先端ファッションだったのでしょうか。重くないのかな。アプリでは似ている絵の候補が6つぐらいでてくるんだけど、何回やっても二階堂さんは女性の絵しか出てこない。
♪横尾さん
Han Rak-yeon
Portrait of Ru Wisha, Wife of Han Rak-yeon
いや、もうメガネってだけやーん!!
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こんなことをして、結果にツッコミを入れたり、知らない画家を調べたりしていると、あっという間に時間がすぎていきます。写真が違うとまた結果も違うので、アート好きな方にお勧めです。
以上、フランス・ハルス「リュートを弾く道化師」に似た女がお贈りしました。