みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

なにがあってもかならず ―――3月15日横尾さんの俳句に寄せて

プレバト!!の横尾さんの春の俳句と言えば、「春愁の言わで別れし日の記憶」とか「行け行けど迷路のごとき花の路」とか、世間の幸せムードとは真逆の物悲しいイメージ。最近、舞祭組コンサートツアーでアイドルに覚醒した横尾さんがこの春、久々に出演のプレバト!!通常回でどんな俳句を詠むのか、とても楽しみにしていました。

 


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2018.3.15 お題「都会のたんぽぽ」

春光の 嬉しさそこに 足下に

 

名人昇段試験(現状維持)

季語:春光

春光…文字通り「春の光、日ざし」であるとともに、「春の光景、景色」も指す
そこに足下に…「…に…に」と同じ文字を使うことで韻を踏んでいる

 


今までの愁いを感じさせる春の俳句とはちがって、春の明るさ、美しさを「嬉しい」という言葉を使ってストレートに表現したことに、まずは驚きました。でも、普通は春と言えば桜。まだ咲かないか、まだ散らないかと枝を見上げるばかりの世間とは反対に、足下に春を見つけるこの感性が、やっぱり横尾さんらしくて嬉しくなりました。


俳句を見て、頭に浮かんだのは、最近の「わったー写真館」。ジャニーズWebのキスマイメンバーの個人コーナーの中でも、特に更新頻度が低かった横尾さんが、何があったのか、突然2月末から一昨日まで17日間毎日更新した写真の中に、アスファルトに映る散歩中の愛犬のシルエットの写真がありました。これこそまさに「足下にある幸せ」。他の写真も、メンバーやロケ先や花や愛犬の写真で、横尾さんの日常にある春の光景が美しく、幸福で、見ている私も、毎日幸せをお裾分けしてもらっているような気持ちになりました。


ところで昨日のキスマイRadioは横尾さんと北山さんの回。横尾さんの作ったカップ焼きそばをいつもどうしても一口欲しくなってしまう北山さんと、映画で猫に扮する北山さんに「似合いすぎ」って言う横尾さんの絶妙なコンビ感に約20分の放送の間中、ずっとニヤニヤしっぱなしでした。舞祭組のツアーのMCでも、北山さんが「オレ、週刊誌に撮られた…」と深刻そうに言うので、横尾さんが驚いたら、この映画の撮影の記事だったっていう、他愛もないことできゃっきゃしている二人の関係性がよくわかるエピソードがありました。


確か、北山さんの映画の情報が解禁になり、週刊誌に猫に扮した北山さんの写真が載ったのは2月中ごろ。おそらく今日の俳句もその頃に詠んだものだと思います。世間はまだ全然暖かくなくて、横尾さんは歳時記を繰りながら季語を探したことでしょう。そこで「春光」の文字を見つけた時に、北山さんの名前がよぎらなかったでしょうか。「宏光」の「光」の字が。


今、藤ヶ谷さんは主演舞台の公演中で、北山さんと玉森さんは主演映画公開が決まっている。そして横尾さん、宮田さん、二階堂さん、千賀さんも4月から主演ドラマが始まります。嬉しいことはメンバーのそこにもここにもあって、そして横尾さんの足下にもあるのです。

 

 

キスマイの春の歌といえば、横尾担としてはやはり、この曲のこの歌詞を思い出します。

 

冬を越え たちまち大きく育った君はこの先
何があっても必ず 心の中に春を咲かせる
 ーーーKis-My-Ft2「サクラヒラリ」  

 

今日の査定結果は現状維持だったけれど、横尾さんが幸福の中にいるなら大丈夫。たんぽぽのように、アスファルトにふさがれても、人に踏みつけられても、なにがあってもかならず花を咲かせてくれる。私はその時を、なにがあってもかならず待っています。