みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

横尾担、ぬか漬けを漬ける

横尾さんが、藤ヶ谷さんに「ぬか漬けやろう」と誘われて、京都からぬかと「カッケェェ壺」を取り寄せたと、わったー写真館で報告したのが2月。4月にえびチャンズーにゲスト出演したときには、最近はまっているものとして、大根のぬか漬けを持参していました。横尾さんの食べるものは何でも食べてみたくなる私ではありますが、さすがにぬか漬けはな・・・ぬかと塩を発酵させて、ぬか床作らなきゃいけないんでしょ?毎日混ぜなきゃいけないんでしょ?お手入れ大変そう、旅行に行けなくなる、興味はあるけど、さすがにちょっと手は出せないな・・・と思ってたんです。

 

それが、5月のある日、都会に出て無印良品をぷらぷらしていると、見慣れない商品が。「発酵ぬか床」。発酵済みなのですぐに漬けられる、パッケージのまま冷蔵庫に入れられる、手入れは週1回混ぜるだけでOKという神のような商品ではないですか!!後で調べたら昨年夏頃から販売していたらしいのですが、発売以来大人気で品薄だったため、私が無印で見かけたのはその日が初めてだったのです。このタイミングで、お手入れ簡単なぬか床を見つけるなんて、神がぬか漬けよとのたもうている・・・!!(「額づけ」と掛けています。)縁結ビームにより、私はぬか漬けと結ばれた・・・!!(ちょうどその頃キスマイのゼクシィのCMが始まったので。)

 

こうして、私のぬか漬けライフが始まったのです。

 

しかし、重大な問題が・・・!考えてみたら私、ぬか漬けってほとんど食べたことない。幼い頃、自宅で祖母が自家製のぬか漬けを作っていたのですが、その頃は漬け物の良さなんてわからなかったし、ぬか漬け取ってくるとかかき混ぜるとかのお手伝いも好きではなかった。ああ、こんなことになるなら、今は亡き祖母にぬか漬けの極意を聞いておくべきであった。しかし、小学生の私の前に現れて「あなたは将来、好きになったアイドルがぬか漬けを漬けるから、今ちゃんとぬか漬けのやり方を聞いておきなさい」って言っても、何のことやら全く理解できないだろうな…。

 

でも!食材は生でも食べられるものだし、漬け方が足りなくても、漬けすぎても食べられるから、難しく考えないで、いろいろ漬けては食べて自分好みの漬け方を試せばいいだけなんです。正解はなくて、次はもうちょっと漬けてみようとか、薄く切ってみようとか考えるのもぬか漬けの醍醐味。浅漬けも古漬けもそれぞれの良さがあっておもしろい。スーパーで「これ漬けたらどうなるかなー」って考えるのも、「ぬか漬け」で検索かけて、漬ける食材を探すのも楽しい。


*今まで漬けてみたものと感想。

基本は、ぬか床に埋まるように入れて(穴を掘って埋めるより、差し込むように入れる方がよいらしい)、食べる時はぬかを水で洗い流して食べやすい大きさに切る。

 

・きゅうり

まあ、横尾さんはきゅうり漬けないと思うけど(きゅうり苦手だから)、ぬか漬けって言ったらきゅうりよね、ということで最初に漬けた。3等分ぐらいに切って、1日漬けた浅めが好き。

・大根

これも定番。皮付きのまま、3cmぐらいの輪切りにしてちょっとずつ漬けています。これも1日ぐらいの浅めが好き。

・ピーマン

半分に切って種を取って漬ける。1日ぐらい。ピーマンって生で食べようとは思わないけど、ぬか漬けにすると苦みが抜けておいしい。

・みょうが

半分に切って2日ぐらい漬ける。薄いからすぐつかるのかなと思っていたら、結構時間かかる。

・プチトマト

小さいしすぐつかるのかと思っていたら、皮がしっかりしていて全然漬からない。つまようじで1、2か所穴をあけるとよいです。

・エリンギ

縦に半分に切って1日ぐらい。不思議な食感と味。たぶん切って誰かに食べさせたら何だかわからないと思う。

ゆでたまご

ゆでて殻をむいて1日ぐらい。水分が抜けて、弾力があって不思議な食感。味玉にはまっているという二階堂さんにもぜひおすすめしたい。

・アボカド

堅めのものを縦半分に切って、種を抜き、切り口とぬか床が接するようにして(埋めなくていい)1日。食べるときに皮を外す。ねっとりして食べ頃になる。これはご飯じゃなくて、パンに塗ったり、クラッカーにのせたりして食べています。

・新たまねぎ

皮をむいて4等分して漬ける。2日目ぐらいから食べられるけど、4日ぐらい漬けて辛みが薄まったのが好き。すっぱさと甘さと辛さとしょっぱさが相まって不思議な味。カレー作ったときにらっきょうの代わりになりそう。

・チーズ

4つで100円とかのベビーチーズをそのまま埋め込む。味が濃くなって高級チーズみたいな味わいでお酒のおつまみによさそう。と言っても私、高級チーズ食べたことも、チーズを肴にお酒飲んだこともないんですが。

・鶏肉

生で食べられないものはぬか床に入れるのではなく、食材に塗る。1~2日漬けて、糠を洗い流して焼く。味が濃くなって、軽く塩こしょうだけでおいしい。多分、ぬか床に漬けたって言わなければ気付かないと思う。ぬか漬け好きな人は、ぬかを洗い流さずに拭き取るぐらいにして焼いてもおいしいと思う。

・干ししいたけ

野菜から水分が出て、ぬか床が柔らかくなった時に。2,3日漬けておくと水分を吸って普通のしいたけみたいになる。ぬかにうま味が移って一石二鳥。

 

*今後つけてみたいもの

なす・セロリ・アスパラ・オクラ・ゴーヤ・かぼちゃ・白身魚・すいかの皮・豆腐

 

 

*ぬか漬け後の変化

・帰宅時間が不規則な仕事をしているため、今までは、夜遅くに家に帰っても食材も作る気力もないから、スーパーやコンビニに寄り、その結果総菜だけでなく、甘いものも買ってしまうことが多かったけれど、ぬか漬け漬け始めてからは、「ぬか漬けあるから、冷凍しておいたご飯とインスタントの味噌汁で食べよう」ってまっすぐ帰ることが多くなった。毎日こんなご飯だと滅入るだろうけれど、今日外食したから、明日はぬか漬けにしよう、だから今日のうちに漬けておこうとか、先のことまで考えて料理するようになった。

・ただ切って突っ込むだけなのですが、満足感が高い。買ってきた漬物と白ご飯だけだったら耐えられないけど、自分で漬けたっていうことで愛着ある。つける時間とかぬかの状態によっても味が変わるので、食べるのが楽しみ。仕事のストレスって仕事の内容だけでなく、仕事が忙しくて生活がちゃんとできないことへのストレスの割合も大きいから、ここがちゃんとするとちょっと余裕が持てる。

・金額と時間と手間のコストパフォーマンスの良さ。普通、きゅうりはご飯のおかずになることはないけど、ぬか漬けにしたら立派なおかず。前日に漬けておけば、取り出して洗って切るだけで完成。

・栄養価が高い。ぬか漬けは乳酸菌やビタミンが豊富らしいです。例えば、きゅうりは生だとほとんど栄養価はないけれど、ぬか漬けにすると栄養価が増す。熱を加えると損なわれる栄養も、ぬか漬けならそのまま摂れる。大根とか皮のまま漬けるから、皮の栄養も摂れる。ちょっと疲れにくくなったような気がする。

・そのおかげか、ぬか漬け生活3週間で体重が2kg減った!今までの食生活がひどすぎたせいもあるのですが、横尾さんの誕生日だからケーキ食べたり、「炭水化物は永遠(とわ)にだよ」(「10万円でできるかな」より)という横尾さんに触発されて(?)結構白米食べたりしたのにこの体重の減り方は嬉しい。とにかく腸の調子が良い。

・左手で野菜を出し入れしたり、ぬかを混ぜたりしていたら、4,5回目に明らかに左手だけ白くなっていることに気づいた。今は両手使ってます。

・塩分が高いので、高血圧の人は注意が必要かも。あとご飯とぬか漬けだけだとたんぱく質が不足するので、他で食べる時は気をつけて摂るようにしている(主にからあげクンなどで)。

・今のところカビ生やしたりはしてないです。冷蔵庫に入れて、混ぜるのは1週間に1度。「よく混ぜる」っていうのがよくわからないんだけど、空気に触れている部分を中に入れる感じでよいらしい。

・一人暮らしだと1kgは多いから、補充用のぬか床(250g)2つでもいいかも。私もぬか床が減ってきたら、無印のホーロー容器(中)に移そうかなと思ってる。

・ぬか漬け始めるなら暖かい季節の方がよいかも。冬は、冷たいぬか床に手をつっこむのに勇気がいりそうだから。常温管理だと夏は発酵しすぎて難しいらしいですが、冷蔵庫管理だからその心配もない。ぬか漬け始めてから気づいたのですが、無印じゃなくても、スーパーにも発酵ぬか床売ってる。

 

という訳で、私のぬか漬け生活は、今のところ順調だし良いことづくめで、ぬか漬けの扉を開けてくれた横尾さんに本当に感謝しています。漬けたものの風味がぬかに移ったりして、味が変わっていくらしいので、これからどうなるか楽しみ。1カ月の夏休みがなくてもぬか床には向き合えます。もしぬか漬けに二の足を踏んでいる、横尾担藤ヶ谷担の方がいらっしゃいましたら、強くお勧めします!