みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

横尾さんが開けた34の扉

ジャニーズに全く興味のなかった私が、雷に打たれたかのように横尾渉という深い深い沼にはまったのが、今から4年半前のことです。そこから私の生活にも大きな影響がありました。横尾さんは、両親と恩師の次に私の人生に影響を与えてくれた人です。暗く風通しの悪かった私の世界に、横尾さんが開けてくれた34の扉について書きたいと思います。
 
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1 ジャニーズの扉
女子中高生の必修科目であるジャニーズをサボってきた私は、沼落ち前は、顔と名前が一致するのはSMAPぐらいという落ちこぼれっぷりでした。でも今は、キスマイメンバーと交友のある人からどんどん覚えていって、デビュー組の顔と名前は一致するぐらいまでに成長しました。以前はジャニーズなんて顔がいいだけでチヤホヤされてるんでしょ?と偏見の塊だったのですが、今は、みんなものすごくいろんなことを考えて、ものすごく努力していることを知って、アイドルって尊いなって心から思う。
 
2 オレンジ色の扉
横尾さんのメンバーカラーがオレンジだから、服を買うにも雑貨を買うにも、気づいたらオレンジのものばかりになってしまい、いざどこかに出かけるときには「このままでは全身オレンジの変な人やん!」ということになりがち。歯ブラシ買うときもメーカーや毛のかたさより、柄がオレンジ色ということ最重視。過去に、ものすごく落ち込んで、有彩色のものが一切身につけられなかった時期があったので、オレンジが選べるってことは私、今、幸せなんだなと思う。
 
3 俳句の扉
プレバトを見て、改めて俳句っておもしろいなと思います。沼落ちする前にも俳句に興味を持って、夏井先生の句会ライブに行ったことがあるのですが、その時に、私にはとても無理だと悟った。それは、例えば音楽なら楽譜通り間違えずに演奏できたとか、絵なら本物そっくりに描けたとか、自分ができているのかどうか判断する手がかりがあるけれど、俳句は音数と季語以外、出来がどうなのか自分で判断することが全くできないから。俳句って答えのない課題に自問自答しながらじっと向き合わなければならないことで、それができて結果を出しているプレバトの俳句の名人や特待生の人はみんなすごいと思う。
 
4 料理の扉
帰宅時間が不規則な仕事をしているので、あまり自炊していなかったのですが、テレビで横尾さんが料理をする度に、触発されて私も作るようになりました。どれもおいしいのだけれど、季節が来る度に必ず作るぐらいハマっているのは、新じゃがと手羽先の煮物と、さつまいもとシーチキンで作るおつまみサラダ。最近は血液がオリーブオイルになるぐらいの勢いでサバのアヒージョばっかり作ってる。
 
5 動物園の扉
沼に落ちる前は、動物のことは好きでも嫌いでもなかった。でも「ワンだランド」のおかげで動物に興味を持ち、旅行先でも時間があると動物園に行くようになりました。動物そのものに癒やされるのはもちろんですが、動物園が動物を見せるためにどんな工夫をしているのかが興味深いです。動物園の横尾担あるある、フェネックをにやにやしながら見つめがち。
 
6 水族館の扉
上と同じ理由で水族館も大好き。大きな水槽を持つ水族館も好きですが、地方の水族館が、予算もない中、工夫して展示しているのも胸が熱くなります。私が行った中で一番好きなのは、横尾さんのワンだランドレギュラー初回で行った鳥羽水族館とにかく生き物の種類が多いのと、大人が行っても楽しめる工夫がいっぱいされている水族館だと思います。加茂水族館と深海魚水族館にまだ行ったことがないので行ってみたい。
 
7 CD購入の扉
沼落ちする前は、J-POPのCDはほとんど買ったことがなくて、聴くのはTVやラジオで流れてくる範囲。沼落ちしてCDを買うことになっても、最初は「今予約しても、発売の頃には興味なくなってたらどうしよう・・・」と悩みながら予約していたものですが、今やキスマイのCDやDVDは予約が始まったら特典ノールックで全種買い。多種売りを「曲をたくさん聴きたい人、MV見たい人、バラエティーが好きな人って選べるように3形態も出してくれているんだ。親切だな~」と思っていた時代が私にもありました・・・
 
8 写真の扉
写真を撮るのも撮られるのもあまり好きではなかった私ですが、横尾さんがジャニーズWebに「わったー写真館」を開設してからは、写真の語ることがわかるようになりたくて、本を読んだり、写真展を見たりするようになりました。横尾さんのカメラに切り取られると名もない草花も、曇り空も本当に美しくて、いいことなんか何もないと思う時でも、幸せはすぐ近くにあるって教えてもらっている気がします。
 
9 ツイッターの扉
沼落ちする前は「バカッター」騒ぎが起きていた頃で、「ツイッターって怖い・・・」と思っていたのですが、沼落ちしてしまうと、情報をリアルタイムで知るのも、みんなでわいわい騒ぐのもツイッターが便利なので、私もアカウントを取っておそるおそるツイッター世界に踏み出しました。フォローする人さえちゃんと選べば、本当に便利で快適な世界。私は瞬発力がないので、ツイッターで発信はしていないのですが、語彙力豊富な人、絵を描く人、ものすごい細かいところを見ている人などいろんな人がいて、一つの出来事を何回でも楽しめる。沼落ちしなければ、今でもツイッターはやっていないと思う。
 
10 ブログの扉
ジャニヲタではなかった中高生時代、机や黒板に好きなタレントの名前を力いっぱい書く同級生を見て「本人が通りかかって見るわけもないのに何やってんの?」と思っていたものですが、今ならわかる。表に出さずにはいられないその衝動が。口を押さえても押さえても漏れ出してしまう「横尾さん大好き!キスマイ大好き!」という私の叫び声がこのブログです。
 
11 ラジオの扉
学生時代は受験勉強のお供に聴いていましたが、就職してからはあまり聴くことがなかったラジオ。でも沼落ちしてキスマイRadioを聴くようになり、キスマイANNPをきっかけにRadikoプレミアムにも加入。キスマイ以外にも面白い番組をたくさん見つけたので、今は家で仕事したり家事したりするときにはRadikoのタイムフリーを流していることが多くなりました。
 
12 植物の扉
横尾さんがわったー写真館でよく植物の写真を載せてくださるので、小型の植物図鑑を買って、できる限り名前を調べるようになりました。幼いときに両親や祖父母と犬の散歩をしながら、道端の草花の名前を教えてもらったことを思い出して懐かしい気持ちになります。花も美しいけれど、道端に小さな花が咲いていることに気づく横尾さんの心が美しい。
 
13 キンモクセイの扉
横尾さんが好きな香りはキンモクセイとよくおっしゃるので、キンモクセイの香水やハンドクリームが売られていると素通りできなくなりました。試して本物っぽいものはつい買ってしまいます。昔はキンモクセイの香りっていかにも芳香剤っぽいキツい匂いのものしかなかったのですが、最近はよい香りのものが多くなって、新作が出る度に試すのが楽しみです。
 
14 J-POPの扉
あまりJ-POPを聴かずに育ってきたので、ビリケンさんやSEKAI NO OWARIなど、横尾さんがおすすめしたのをきっかけに知ったアーチストがたくさんいます。キスマイの曲を作詞作曲したことで知ったアーチストや、UTAGE!のコラボで初めて知ったアーチストや、久しぶりに聴き直した曲も多く、世界が広がった気がします。
 
15 ぬか漬けの扉
横尾さんがぬか漬けを始めたと聞き、無印良品で発酵済みのぬか床を見つけて、私もぬか漬けを始めたのがちょうど1年前。今も週1ぐらいのペースで漬けてます。好きな具材はカボチャ。カボチャって加熱すると甘いけれど、ぬか漬けにすると全然味が違って、ああカボチャって漢字の通り「瓜」なんだなあと実感します。えびチャンズーにぬか漬け持ってきて以来ぬか漬けの話は聞かないから、横尾さんはとっくにやめてしまったのかもしれませんが、これからもぼちぼち漬けていこうと思います。
 
16 メガネの扉
普段はコンタクトで、メガネは家でしかかけないので、ずっと同じメガネだったのですが、横尾さんがメガネをかけるようになり、丸メガネがあまりにもかわいかったので、私も10年ぶりにメガネを新調してしまいました。さらに、その後でかけるようになった黒縁も素敵で、これも作ってしまった。銀縁もものすごく心惹かれているけれど、私の中の理性が「横尾さんだから似合っているけど、あなたがこれをかけたらただのキツめの教育ママよ」と言うのでかろうじて堪えている。
 
17 ジブリの扉
私もジブリ大好きなので、横尾さんが「ジブリ横尾」の異名を持つほどジブリ好きと知って「同じだ!」と思っていたのですが、あちらは原作や映画以外もチェックし、ジブリ部屋を持つほどジブリガチ勢でした・・・。たぶん私は、ジブリも横尾さんも、謎が謎のまま解明されず、あれはどういうことなんだといつまでも考えさせられるところに惹かれているのだと思う。
 
18 九州の扉
JR九州のキスマイナガサキキスマイオオイタクマモトキャンペーンの時に、私も九州を旅行しました。山も海も本当に美しく、食べ物はおいしく、動物(馬、イルカ)にも癒やされて最高の旅でした。それ以来、熊本の復興の様子とか、ニュースなどでも九州を気にすることが多くなりました。安心して旅行に行ける日が戻ってきたら必ずまた行きたいと思っています。その時はJR九州様、キスマイフクオカサガミヤザキカゴシマを期待しています!
 
19 波佐見焼の扉
キスマイナガサキの時、横尾さんの担当だった波佐見焼その時に買った器を、今も愛用しています。あれ以来、デパートの陶器市などでも波佐見焼が気になり、遠くから見て「あれ波佐見焼っぽい」と思って近寄ったらやっぱりそうだったということも増えました。考えてみたらキスマイナガサキの時に買った波佐見焼まだ1枚も割れてない。デザインも使いやすさも優秀な器だと思います。
 
20 雑誌の扉
普段、雑誌を買って読むという習慣がほとんどないのですが、キスマイが載るから初めて買った雑誌がたくさんあります。VOCE、DIVER、Person、anan、Nylon、SPA!、週刊朝日、いぬのきもち・・・。全員でのアイドル誌を卒業して以来、意外な雑誌に載ることが増えて読むのが楽しい。横尾さんに今後載って欲しい雑誌は、オレンジページと、「男のシャツをはだけてベッドに転がす」でおなじみStoryの「超絶男子図鑑」です。
 
21 外食の扉
横尾さんと同じ服や雑貨がほしいとはあまり思わない方ですが、食い意地がはっているせいか、食べ物は別。テレビで横尾さんが食べているものがどれもおいしそうで、都会に行くたびに食べにいってしまいます。アンデルセンのパン、貢茶、ジェラートピケのクレープ、皇朝、随苑、チキンタツタ・・・。新しいお店の扉はどんどん開けていきたいけど、食べ放題の扉は開くとたいへんなことになるので、必死で押さえている。
 
22 演技の扉
テレビドラマはあまり好きではなかったのですが、キスマイメンバーの出るドラマだけは見ています。映画も、メンバーの出る映画を映画館で見ているうちに、映画って面白いなと思うようになって、(今は控えていますが)月1回は映画館で映画見るようになりました。私は「銀河英雄伝説」や「フリーター家を買う」のはるか後で横尾担になったので、演技なんて横尾担には縁のない話かと思っていたら、「○○な人の末路」のドラマと舞台でリアルタイムで横尾さんの演技を見ることができました。これからの演技のお仕事も楽しみです。
 
23 オズワルドの扉
藤ヶ谷さんや友達と年に1回「夢の国」に行く横尾さん。昨年のA-Studio藤ヶ谷さんゲスト回で、みんなでディズニーキャラのポシェットを身につけて記念撮影という、JKみたいな写真が公開されました。そこで横尾さんが身につけていたキャラがオズワルド。おそらく自分で選んだというより、藤ヶ谷さんに消去法で「わたはこれね☆」と持たされただけのような気もしますが、ミッキーマウスより先に誕生したのに、著作権の問題等で超マイナーキャラになってしまった不憫なオズワルドと横尾さんが重なって、私の推しキャラも決まりました。キミに決めたよオズワルド。名前覚えたよオズワルド。しかしグッズどこに売ってるんだオズワルド。
 
24 ジムの扉
舞祭組がムキムキになって、私たちを「わっ!」と驚かせたのは2017年の冬。運動大嫌いな私は、それを見ても、すぐには体鍛えようと思わなかったんです。1年後にジムに行くことになったのは他にもいろんな要因があるけれど、私の心に「ジムに行く」という選択肢を作ったのは間違いなく横尾さん。行ってみたら、私が運動嫌いなのは、体育の授業で人に迷惑をかけるのが怖かっただけで、自分のペースで体動かすのって面白いんだなって実感できて、週1回のジム通いが習慣になりました(今は控えていますが)。今、体を動かすっていう習慣ができたことを、20年後30年後の自分は改めて横尾さんに感謝すると思う。
 
25 ボウリングの扉
キスブサSPで見事トリックショットを成功させた横尾さん。ボウリングの平均スコア約50、調子が悪いと20台もザラという私からしたら、すごい!と思う前に、なんであんなトリッキーな状況でボール投げる必要があるのかがわからないの・・・。下手だけど、みんなでボウリングに行くのは好きになりました。ここでボウリング下手な人あるあるをひとつ。中盤あたりで「左手で投げてみたら?」と言われがち。
 
26 オタク用語の扉
以前は謎の呪文のように思えていた、推し、シンメ、ファンサなどのヲタ用語も、今ではすっかりわかるようになりました。大学時代は語彙に関するゼミにいたので、特定のコミュニティに特定の語彙が発生する、または既存の語彙が違う意味で使われるようになる現象が興味深い。もし私が、今、大学生に戻って卒業論文を書くなら「男性アイドルにおける『担当』と、女性アイドルにおける『推し』の違い」または「本来ネガティヴな状態を指す『無理』という言葉がポジティヴな状態を指す現象について」というテーマで研究したい。
 
27 手紙の扉
年賀状と仕事以外で手紙を書く機会ってほとんどなかったのですが、横尾さんやキスマイがレギュラー以外の雑誌に載ったり、テレビ番組で活躍したりしたときは、積極的に感想やお礼の手紙を書くようになりました。横尾さんにファンレターを書くこともありますが、「本人に思いを届けたい!」というよりは、「こんなにキスマイや横尾さんを好きな人がいるんですから、事務所の人!よろしくおねがいしますよ・・・」という念を込めてハガキで出しています。
 
28 情報解禁の扉
avex様の、ほどよくキス担をざわつかせる情報の出し方にいつも感心しています。情報解禁のタイミングって大事だなってキスマイを見ていて感じるので、規模は全然違いますが、自分の仕事でもいつ次の企画の話を出したら職場のモチベーションがあがるのかとか、どの順番で情報を出すべきかとか、ちょっと意識するようになりました。綿密に練られたavex様の情報解禁も好きだけど、場所も言わずに「サツキとメイの家」の写真上げたりとか、オレンジなら当然わかるだろと言わんばかりの横尾さんの情報のなさも好き。
 
29 丁寧な生活の扉
機械的に返送するような文書でも、自分につけられた「様」を消したり、ダンボールのガムテープをむしり取らずにカッターで両端切ってから中央を切って開けたり。ほんのちょっとのことですが、横尾さんがこうしていたなと思うと気をつけることが増えました。空気を読み過ぎずに自分の考えをしっかり持つこともその一つ。
 
30 長所を伸ばす扉
以前は、仕事でも自分ができないことが多すぎて、行き詰まることが多かった私。でも、沼落ちして、動物好きだからペット介護士の資格を取ったり、料理好きだからマグロ解体師の資格を取ったり、自分のできることをよく見極めて、それを伸ばしてグループに貢献する横尾さんの生き方を見て、「できないことはできない。でもやれることは2倍やる!」と思うようになりました。周囲と比べて卑屈になったりせず、ちょっとのびのびと仕事できるようになった気がします。
 
31 苦手に挑戦する扉
もし私なら、音痴って言われたら極力歌わないようにするし、滑舌悪いって言われたら人前でしゃべらなくなると思う。でも全く批判を恐れずに歌う必要のないところで歌ったり、ラジオでがんがんしゃべって新キャラ生み出したりする横尾さんの生き方にしびれます。苦手なこともあえてチャレンジすることで、新しい何かが見つかるかもしれないとポジティヴに考えられるようになりました。
 
32 家族愛の扉
自分の誕生日に母親に「お母さんになってくれてありがとう」と伝えたり、お父さんに感謝を伝えるソロ曲を歌ったり、キスブサで1位取ったときにお兄ちゃんのおかげと言ったりする横尾さん。自然にそういう気持ちを持ち合える家庭に育ったんだなあという気がします。改めて家族に感謝を伝えるのは照れるけれど、横尾さんに触発されて、少しだけ私も家族に素直に感謝を伝えられるようになりました。
 
33 チャリティーの扉
キスマイが2年連続でミュージックソンのパーソナリティーを務めたおかげで、私も誰かのために何ができるだろうと深く考えるきっかけができました。人間として「思いやりが大切」「困っている人を助けるべき」ということはもちろんわかっているけれど、では目の前で白杖を持っている人が道を渡れずにいたら、何と声をかけたらいいか、どうやって誘導すればいいか、考えたことはなかった。それを具体的に教えてくれたミュージックソンのおかげで、私も迷わずお手伝いができると思います。
 
34 愛情の扉
「アイドルが笑顔をふりまくのは、ファンを増やして稼ぎにつなげるため」。アイドルも仕事である以上、それは当然のことだと思っているけれど、横尾さんやキスマイを応援していると、絶対それだけじゃないって思うようになりました。「なぜそんなにも!?」「そこまでしなくても応援するのに!?」って思うことが多い。バラエティー番組で体張ったり、面倒なことに挑戦したり、毎日ブログ更新したり、CDやDVDに特典詰め込んだり。私たち愛されてる!って信じることができる。そしてその愛情をもらって、私も身近な人に優しさを返せるのだと思います。
 
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横尾渉さん、34歳の誕生日おめでとうございます。
産まれてきてくれて、アイドルになってくれて、アイドルでいつづけてくれてありがとうございます。
私はこれからも、横尾さんの生き方に救われ続けるのだと思います。
横尾さんの最上の笑顔があふれる1年になりますように。