みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

キスマイと行きたい美術展2021

美術館に行くのが好きなので、この季節は来年の美術展のスケジュールを眺めながら、いつどこの美術展に行くか考えるのが楽しみです。やはりコロナの影響で、海外から貸し出される名画が少なくなり、ワクワクするような美術展が減ってしまっているのが現状ではあります。でもその分、旅行ができるようになったら国内の個性的な美術館にたくさん行きたいと思っています。キスマイと一緒に行くならどの美術館、美術展か、今年も妄想してみました。


2020年版はこちら。

mikanmoon.hatenablog.com

 

*北山さん

大塚国際美術館

徳島県にある、世界中の名画の複写を原寸大で展示している美術館。1000点以上の絵画があり、全部ちゃんと見ようと思うと1日では足りない。絵を知るだけなら、画集やネットでも見られるけれど、「大きさ」って重要だなと実感します。実物は大混雑しているシスティーナ礼拝堂をじっくり見ることができたり、いろんな画家の「受胎告知」を比べて見ることができたり、何度行っても楽しめます。海外のいろんな美術館にもアクティブに行っている北山さんから、「ルーブルモナリザ見た時に・・・」とか「ニューヨークで見たゴッホの絵は・・・」とか、海外旅行の話を延々と聴いていたい。

 

*千賀さん

ゴッホ展(9/18~12/12 東京都美術館

3年前のプレバトで千賀さんが詠んだ俳句「星月夜廃墟の煙突銀に照り」。ゴッホの絵をイメージしたという説明に、千賀さんとゴッホが重なるような気がしました。感性は繊細にして、構図や色使いは大胆なゴッホの絵と、感受性が強くナイーブな性格を持ちながら、時々、みんなが驚くような大胆な行動に出る千賀さん。周囲から評価されようがされまいが絵を描き続けたゴッホの一途さと、千賀さんのダンスへのストイックさも重なるような気がします。見ているだけでパワーが沸いてくるところも。

 

*宮田さん

上村松園(7/17~9/12 京都市京セラ美術館)

宮田さんと言えば美少女アニメ。昨年は美人画の西洋を代表する画家、ミュシャにしたので、今年は日本を代表する上村松園で。約100点の作品が出品されるそうなので、「やっぱり序の舞が一番美人だな」「いやいや人生の花でしょう」とか言い合いたい。上村松園は、女性画家がほとんどいなかった明治時代に、「女は家庭」とする周囲の中傷に耐えながら、一心に絵の勉強を続けて日本画家の大家となった女性なので、そういう自分を貫き通す強さみたいなものも、宮田さんと共鳴するような気がします。

 

*横尾さん

青森県の美術館

ジャニwebでもしょっちゅう「青森行きたい」と言っている横尾さん。青森に親戚がいて、小さい頃はよく行っていたそうです。青森県は、今年「弘前れんが倉庫美術館」がオープンし、来年は「八戸市美術館」がオープン予定など、アート界隈でも注目の地。青森には素敵な美術館がたくさんあって、華やかな作品が多くて元祖インスタ映え美術館ともいえる「十和田市現代美術館」も、建物も、あおもり犬も、案内表示のフォントも、スタッフの制服も、何もかもカワイイ「青森県立美術館」も大好きなのですが、今にも森に飲み込まれそうになりながらひっそりとたたずむ「国際芸術センター青森」が私の推し館!青森はおいしい郷土料理がいっぱいあるので、横尾さんに解説してもらいながら、アートと美食の旅がしたい。キリストのお墓も。

 

*藤ヶ谷さん

ヨックモック美術館

今年10月に青山にオープンしたばかりのヨックモック美術館。ヨックモック好きを公言し、キスラジではヨックモックの咀嚼音も聞かせてくれた藤ヶ谷さんは、もうすでに訪れているのではないでしょうか。ここには歴代ヨックモック全シリーズを余すことなく展示・・・しているのではなく、ヨックモック社が所有するピカソの陶器作品が展示されています。人の顔や動物など、ピカソが気の赴くままに描いた落書きのような絵でも、バランスが正確で無駄がなく、やっぱりピカソって絵が上手いんだなーと当たり前のことを実感します。カフェも併設されているけれど、ヨックモック美術館のカフェにヨックモックはない。

 

*玉森さん

石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか(~2/14 東京都現代美術館

アカデミー衣装デザイン賞受賞の石岡瑛子が、アートディレクターやデザイナーとして関わった作品や資料で構成された展覧会。例えば画家なら誰の意見も聞かず自分の思い通りに絵を描いても完結するけれど、デザイナーはクライアントや実際に服を作るパタンナー、服を着る人等たくさんの人たちの意向を聞き取り、自分の思いも伝えて、コミュニケートしなければ作品は完成しない。わかり合うための果てしないやりとりの跡を見て、衝撃を受けました。そして、キスマイのコンサート衣装担当の玉森さんも、デザインを何枚か描いて終わりではない。メンバー間では人見知りをいじられることが多い玉森さんが、いろんな人と何度も話し合い、意見を詰めながら衣装を作っているんだなと思うと胸が熱いです。

 

*二階堂さん

バンクシーって誰?展(8/21~12/5 寺田倉庫G1ビル)

正体不明、神出鬼没の覆面画家バンクシー。突然現れてストリートアートを残し、そのニュースが世界中を熱狂させる・・・。もうこれだけで少年マンガみたいなキャラ設定なのですが、バンクシーのアートには単なる自己表現ではなく、難民問題や人種問題等、弱い立場の人々に温かく寄り添う姿勢があります。キスマイ随一のいたずらっ子、永遠の少年ジャンプ愛読者、二階堂さんなら、きっとバンクシーの反骨精神、権力に立ち向かう姿に共感してくれるでしょう。ストリートアートとはつまり他人の所有物を損壊する落書きでもあるわけで、その是非についても議論が弾みそう。