みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

夜の空に掲げた想いが星になる ―――7月22日横尾さんの俳句に寄せて

7月22日のプレバトは炎帝戦。タイトル戦初の試みとして、いつもの予選方式ではなく、過去に俳句の査定「才能アリ」をとったことがある224人を対象にしたオープン参加の中で、上位10人を決めるということになりました。果たしてどうなるのかと心配しましたが、横尾さんは危なげなく選ばれたばかりか、千賀さんと北山さんも選ばれて、タイトル戦で初めてキスマイ3人が戦うという嬉しい展開になりました。

 

そこで横尾さんが詠んだ句がこちら。

 

*****

2021.7.22 お題「Tシャツ」

 

星空の 渋谷 白シャツ CEO

 

炎帝戦 8位

季語…白シャツ(夏)

CEO…最高経営責任者

 

披露された瞬間、「?」と思いました。Tシャツって身近なもの過ぎて、実体験を入れずに詠むのってかえって難しいのではないかと思うのです。特にアイドルなら、北山さんや二階堂さんが詠んだように、ツアーTシャツでいくらでも思い出があるでしょうに、なぜ渋谷のベンチャー企業のCEOが着ているTシャツを詠んだのだろうと思いました。

 

でも名人6段の横尾さんともあろう人が、意味のない俳句を詠むわけがないのです。何か意図があるはずだと思って考えてみました。会社のトップともなれば普通はスーツ姿のはずですが、ラフな格好の偉い人…と考えていって思いついたのが、スタジオジブリ鈴木敏夫プロデューサー。先月横尾さんが、鈴木さんのラジオ番組「ジブリ汗まみれ」に出演した際の、横尾さんと並んで写った告知写真で、鈴木さんは黒いTシャツを着ていらっしゃいました。鈴木さんはスタジオジブリの「CEO」という役職ではありませんが、経営の責任を担っている人でもあります。「Tシャツ」では季語にならないので、「白シャツ」。そして「ジブリ汗まみれ」は、鈴木さんの隠れ家「れんが屋」で収録されているのですが、「れんが家」は恵比寿にあるそうです。恵比寿は渋谷区…!「渋谷の白シャツのCEO」とはジブリ鈴木敏夫プロデューサーのことではないでしょうか。

 

そうなってくると「星空の」がよくわからないのですが、告知のお写真(おそらく収録後に撮影したもの)の窓の外は夜のようです。またジブリの映画には、ネコバスが駆けるシーン、ハクと千尋が空を飛ぶシーンなど、夜空が印象的に使われている場面が多いです。ジブリ大好きな横尾さんにとって、鈴木プロデューサーのラジオに呼ばれるなんて、夢にも思わなかった夢だと思うのですが、放送されたとおり、鈴木さんをうならせるほどのジブリ愛を発揮して、話は大いにはずみ、初披露の話もたくさん引き出しました。あこがれの人との対談という夢のような時間が終わり、隠れ家を出ると、空には想いの昇華のしるしのように星が輝いていた…。そんな実体験がこめられていると考えるのは深読みしすぎでしょうか。

 

10年間ずっと「キスマイでいる」ということは、楽しいことばかりではなかったと思います。でもおそらくジブリの鈴木プロデューサーと対談するという夢は、キスマイで10年間がんばってこなかったら叶わなかった夢だと思うのです。横尾さんにとっても、横尾担にとってもご褒美のようなあの放送を、私はいつまでも忘れることはないでしょう。

 

 

 

 

※タイトルはKis-My-Ft2「WANNA BEEEE!!!」より

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ここから自分のことを書きます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

例の報道以来、何とか生きています。ずっと「自担に恋愛報道があったら、生きていけないかもしれない」とも「案外平気かもしれない」とも思っていましたが、ちゃんと食べているし、寝ているし、仕事にも行っている。ちょっと不整脈が収まらなくて病院いったぐらい。理性が「そりゃまあそうでしょう」と納得することと、感情が「つらい!」と叫ぶことと、身体にストレス反応が出ることと、生存本能が食べさせ、眠らせ、仕事に向かわせることには何の関連性もないんだなって実感しています。あと、ドラクエ10をキリのいいところで止めていたのだけれど、数年ぶりに衝動的に課金したー。世界を救うのに忙しいからTwitterとか見ているヒマがない。今日私、プレバト見るのかな?と思ったけど見たし、ブログ書けるのかな?と思ったけど書きたいことあったから書いた。今、思うことは、芸能人のプライベートを暴くマスメディアなんかなくなればいいのにということだけです。知らなければみんな幸せでいられたのに。