みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

横尾さんと36の二律背反

二律背反…ふたつの矛盾する命題がどちらも成立し得る状況
 
横尾さんを応援してもうすぐ6年になりますが、知れば知るほど「横尾さんってこういう人」って言い表すことができなくなります。「こういう人」と思うとまたすぐに正反対の一面が表れて、わからなくなってしまう。「きっとこうするだろうな」「こうしたらいいな」という私の貧相な予想などいつも軽やかに超えていくので、飽きるということがまったくありません。横尾さんの二律背反を36個集めてみました。
 
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1 器用で不器用

「歌とダンス以外は何でもできる」がキャッチフレーズの横尾さん。球技は何でも得意だし、料理も得意だし、俳句も詠めるし、いっぱい資格ももっている。手先が器用なのかなと思っていると、ドミノ並べるのは下手だったり、賢いのかなと思っていると漢字書けなかったりするので、横尾さんの器用さと不器用さの切り替えポイントは本当に謎。

2 控えめで目立ちたがり
7人で話すときはあまり前に出ることはないし、自分の話になると「俺の話はいいよ」と言いがちな横尾さんだけど、スイッチ入るとめちゃくちゃボケまくって一歩もひかない。俳句に力を入れたり、眼鏡をかけたりするのもスキマ産業を狙ってのことだと言うし、性格としては自己顕示欲が強いわけじゃないけど、仕事としては目立たないといけないと思っているのかなと思う。
 
3 頭が良くて良くない
俳句で名人になったり、資格試験に合格したり、横尾さんはクレバーな努力家であるのは間違いないけれど、「summertime」が書けなかったり「昭和」が書けなかったり、「学力」としてはどれほどのものなのかは永遠の謎。長考して答えを導き出すことは得意だけれど、急に答えるのは苦手なのだと思っているのですが、いかがでしょう。
 
4 滑舌がよくなくて饒舌
滑舌悪くて、キスラジでは「噛ミングセンチュリー」、キスどきでは「噛ミングスーン」という個人コーナーを持っていた横尾さん。でも怒っているときとか、ジブリのことを話すときにはとても饒舌。滑舌悪いって散々いじられたら、萎縮してしまいそうなものなのに、ラジオではDJヨコヨコといういっぱいしゃべるキャラを爆誕させてしまう横尾さんって不思議。
 
5 ブサイクでカッコいい
舞祭組っていうユニットにいるけれど、スタイルいいし、顔の造形も信じられないぐらい整っている。でも「いつも格好良くいなければいけない、いつも出来ていなければならない」スターとは違って、失敗したところや、格好悪いところも見せることができる。負け顔を笑ってもらえるって、大事なことだと思います。
 
6 歌が下手で上手
「ジャニーズいちの音痴」が1つのセールスポイントになっている横尾さん。でも、ちゃんと歌えることはキス担は皆知っている。先日の少プレPの「キャッチボールをしよう」のソロはCD音源に比べてはるかに上手くなっていて、メンバーに「歌うまくならないで」と言われながらも、歌のレッスンをしたのではないかと思っているのですが、いかがでしょう。
 
7 友達が少なくて多い
キスマイの中でも玉森さんの次ぐらいにプライベートの交友関係が謎な横尾さん。KC(亀梨クラブ)もクビ寸前だと言うし、あまり人とつるまないイメージ。そうかと思うと、突然、声優の帆世さんと友達であることが明かされたり、フットボールアワーの後藤さんの友達と友達でそこから河合さんを紹介したことが明かされたり、横尾さんの交友関係は本当に謎。
 
8 倹約家で浪費家
税金が高くて嘆いたり、5,000円のTシャツを高いと躊躇したり、アイドルらしからぬ庶民的金銭感覚の持ち主の横尾さん。4人の子ども(パピ、ルイ、デイ、テト)を養っていかなくてはならないので、シビアになるのも当然。そうかと思うと、高価でレアなジブリグッズを持っていたり、庖丁や調味料を多種買いそろえたりしているので、ここぞというときには惜しみなくお金を使うのだと思う。
 
9 怖がりなホラー好き
夜中のトイレは犬についてきてもらうぐらい怖がりなのに、バイオハザードなど、ホラーゲームは大好きな横尾さん。虫が怖くてぎゃーぎゃー叫ぶけど、ロケの時は絶対に払いのけたりしないし、虫の写真撮ったりしているので、横尾さんが「怖い」と感じるポイントはよくわからない。
 
10 ダンスがうまくなくてうまい
「歌とダンスが苦手」と自称する横尾さんですが、踊り出すと手足が長くて見入ってしまう。そしてローラーでのスピンやターンがとても美しい。たまに振りを間違えることもあるけれど、立ち位置間違えたという話はあまり聞かない。メンバーによると「キスマイいち振りを覚えるのは早い」そうです。
 
11 面倒見が悪くて良い
Jrの野澤さんを除いてはあまり仲良くしている話を聞かないので、そんなに面倒見が良いイメージではないけれど、キスマイ結成時に弟組のしつけをしたのも、「敬語禁止」ルールを設けたのも横尾さん。最近では、誕生日にSnow Manの岩本さんにメッセージを送ったり、ライブでバックのJrに「映れると思ったら遠慮無く映って」と指示したり、少年野球仕込みの、後輩に対する熱さはちゃんと持っている。
 
12 ファンに対して塩対応で神対応
ファンに対してキュンとさせるような言葉を言ったり、ファンサで投げキスやウインクしたりというようなことは皆無。ハイタッチ会では「結婚して!」と言われて「無理!」と返す横尾さんだけど、私はそういうところが好き!!毎日ブログ更新してくれたりとか、たまに「オレンジ」って呼んでくれたりとか、横尾さんからの愛は充分いただいています。
 
13 真面目でふざけがち
プレバト俳句では、しっかりと俳句の本や歳時記を読み込んで勉強し、「勉強は大事なんだよ!」という名言を残した横尾さん。真面目にコツコツがんばる一面もありながら、カメラが近づくと変顔したり、自作の歌を歌い始めたり、突然おふざけスイッチ入りがち。メンバーがいる時は安心してボケられるらしい。
 
14 度胸があって緊張しがち
人と違う意見でも臆することなく発言したり、今までの流れとは違うことを始めたり、プレバトでは梅沢さんにツッコんだり、キスブサではゲストに言い返したり。大胆不敵な怖い物知らずかと思っていると、キスブサでマイコに差し出す手が震えていたり、歌番組で声が震えていたりするのが愛おしい。
 
15 知名度低くて高い
キスマイの中では、ドラマやCMで活躍する北山さん、藤ヶ谷さん、玉森さんに比べると30代以下からの知名度は低いでしょう。でもプレバトのおかげで年配層からの知名度は抜群に高い。この層からの知名度っていくら宣伝にお金をかけても得られないものだから貴重だと思う。
 
16 FF派でDQ
藤ヶ谷さんや宮田さんとファイナルファンタジー7の話をしていたので、横尾さんはFF派か・・・と思っていたのですが、今年になって、ドラクエを1から始めたとの報告が!もちろんFFとドラクエ両方やる人もいるのでしょうが、私はFFのリアルさがどうしても苦手でドラクエ原理主義なので嬉しかった。横尾さんにどちらが好きか聞いてみたい。
 
17 大食いで小食
「10万円」の大食い企画ではレギュラー出場するなど、キスマイいちの大食漢である横尾さん。「米で肉の脂を流す」は名言。ライブやMVのメイキングでもしょっちゅう「お腹すいたー」って声が入っている。でも普段はたくさん食べたという話は聞かないし、大食い企画で増えた体重もすぐ戻ったし、横尾さんの胃袋は謎。
 
18 情報通のネット音痴
テレビ壊れてるとか、スマホは洗面所に置いているとか、情報からは距離を置いている様子。しかしネットでのファンの動きを知っていたりすることもあって、横尾さんがどのぐらいネット情報を知っているのかは謎。LINEミュージックのスタンプの取り方とか、「わからない。教えて」って言うけれど、それはみんなが「横尾さん、こうだよ」って書き込んで、それを読む人もいるから、わざと言っているんじゃないかと私はニラんでいるんですけどね。
 
19 アクティブなインドア派
スポーツ万能で、野球もサッカーもバスケットボールもやっていた横尾さん。しかし、現在、オフの時にスポーツしている話はほぼ聞かない(藤ヶ谷さん玉森さんとサーフィンに行って海辺で体育座りしていた話と、マネージャーの送別で宮田さんのフットサルチームに1回参加した話ぐらい?)。月に1回ぐらいはキスログで「釣りに行きたい」って書いているけれど、行った様子もない。
 
20 美食家で粗食家
料理上手なだけあって、食にこだわりがあり、よい食材を選んだり調味料を使い分けたりする横尾さん。しかしその一方で、ケータリングでは必ずカップ焼きそばを食べたり、チキンタツタの発売を心待ちにしたりする庶民的な舌の持ち主でもある。高価なものも安価なものもなんでもおいしく食べられるのは幸せなことだと思います。
 
21 しっかりしている甘えん坊
「キスマイの母」と呼ばれるほどしっかり者の横尾さん。何でもカバンに入っていて、忘れ物をメンバーに貸したりする。でも藤ヶ谷さんによると「メンバーで1、2を争う甘えん坊」だそうです。メンバーがいると安心してボケたり、暴走したりする横尾さん、とても楽しそう。
 
22 髪を染めたい黒髪王子
デビュー以来黒髪を貫く横尾さん。キスログやラジオでたまに出る横尾さんの「髪染めようかな」はいったいどういうつもりなんだ。黒髪派の私はその度に「どどどどどうしよう」とうろたえたものですが、最近は「はいはいはい」と笑って流せるようになりました。黒髪は王子の証。
 
23 メガネを外すメガネっこ
2019年あたりから常時メガネをかけるようになった横尾さん。いつもメガネなんだけど、たまに歌番組やグラビアでメガネ外す時もあって、その度に横尾担TLが沸き返ります。あれは本人の作戦なんでしょうか?周りのスタッフやメンバーが「今日は外したら」と言うのでしょうか?ただ単に家に忘れてきたのでしょうか?
 
24 本番に強くて弱い
キスどきのキスマイBETではメンバーいちの成功率。キスブサ特番ではボーリングのトリックショットを成功させたり本番に強い・・・かと思うと、キスマイBET最下位の玉森さんに昆虫食を罰ゲームにした決戦で負けたり、キスブサでカッコよく決めるところで外したり。でも5万人の観客の前で歌ったり踊ったりしているだけで、私から見たら充分強心臓。
 
25 語彙力が豊富で貧弱
好きなことを語る時や、ちょっと怒ってる時はスラスラと言葉が出てくる横尾さん。また、俳句では言葉が多彩で的確で、一時期「季語の使い手」と呼ばれていたほど。そうかと思うと、ANNPではケトルのことをケルトと言ったり、ワンだランドでハワイの食事を「パサパサでおいしい」とレポートして関根さんに笑われたりする一面もあって、横尾さんのボキャブラリーってどうなっているんだろう。
 
26 庶民的なザ・アイドル
ふざけたり、ポンコツな面を見せたり、キスログで庶民的な話ばかりしたりしているから、ついつい横尾さんって身近にいそうな気がしてしまう。でも、ビジュ爆発したり、プレバトのタイトル戦で優勝したり、カッコいいダンスをキメたりして、定期的に「そうだった、ジャニーズ王国の王子様だった、私とは住む世界が違う人だった」って思い知らされる。
 
27 クールで情熱的
キスマイ愛や舞祭組愛を前面に出す他のメンバーと違って、横尾さんは積極的に発信していくことはあまりなくて、クールな印象をもたれがち。そんなはかなさも横尾さんの魅力ではあるけれど、「50年後もこのグループでいたい」と言ったり、「この先もアイドルでいるために考えて行動している」と言ったり、不意に重めのグループ愛を発揮するので胸打たれる。
 
28 多忙で閑暇
キスログでは昼まで寝ていたとかゲームしてたとかばかり書いているので、今日も横尾さん平穏に暮らしているんだなと思っていると、実は大仕事をこなしていたりして、「あの時大変だったはずなのに・・・!」といつも後から気付く。キスログに「実はあの時大変だったんだよ」とか書いてくれれば、横尾担は泣いて喜ぶのにそうしないところが好き。
 
29 礼儀正しくて不遜
歌番組の歌唱の後の見切れや、MVのメイキング等、横尾さんがお客さんやスタッフさんに深々と頭を下げている場面は枚挙にいとまがない。でも、それが笑いになると思えば、プレバトで梅沢さんに悪態ついたり、キスブサでゲストに反論したりもできる。ライブのリハーサルでは、あまりの腰の低さにかえってJrをびびらせる横尾さん。
 
30 メンバー思いで群れない
個人仕事でも必ずメンバーの名前を出したり、メンバーにこんなCM取ってきて欲しいってマネージャーに頼んだり、横尾さんのメンバーに対する思いは、千賀さんをして「キスマイのマネージャー」と言わしめるほど。でも、プライベートではまったくメンバーと一緒にいる様子がない。サシメシはおそらく3年前の北山さん(キャプテン事件)が最後では?適度な距離感がキスマイの魅力でもある。
 
31 おしゃれで無頓着
スタイルよくて、何を着ても似合うのに、メンバーからは「いつもスエット」「365日ヒートテック」と暴露されるほど、おしゃれには無頓着だった横尾さん。でも最近では、ジブリの服を着ることにしたようで、キスラジやメイキング等、私服が映る場面がいつも楽しみ。
 
32 現実主義なロマンチスト
誕生日に欲しいものは現金、できないファンサには首を振る、リアリストな横尾さん。そんな横尾さんが、先日のROTで、ライブのセットに、キスマイになぞらえてカタクリの花を入れて欲しいと言ったことに胸打たれました。To-y2コンでは花道を北斗七星にしたり、VersuSの演出では兄組と弟組に分けたり、クールなように見えて実は「エモい」一面も持っている。
 
33 動物好きだけど甘やかさない
「いぬのきもち」の横尾さんの連載を読んでいると、もうそれは「ペットの飼育」ではなくまさに「子育て」。人間の都合でかわいがるのではなく、病気の時や災害の時のことまで考えて犬(とフェネックを育てる横尾さんの姿勢にいつも驚きと感動をもらっています。
 
34 クリエイティブでイミテイティブ
キスマイの中でクリエイティブと言えば、早くからコンサートの演出をしていた北山さん、それを受け継いだ二階堂さん、振り付けもする千賀さん、衣装デザインの玉森さん…。横尾さんはそれを受け取って表現する人(イミテイター)だと思っていたけれど、VersuSの演出や、To-y2コンの演出等、最近横尾さんのクリエイティブな一面を見ることができて、そのアイデアの豊かさにびっくりしました。ライブの演出する時によそのライブを見るのではなくて、美術館や博物館に行く横尾さんの感性が好きだな。
 
35 空気読めて読まない
罰ゲームは嫌がって騒いで、ドッキリは大げさに驚いて…というお約束をことごとく無視する横尾さん。気配り上手で観察眼の鋭い横尾さんだから空気読めてないわけないと思うのですが、それをぶち壊すことで、意外性の驚きと笑いと個性が生まれるのだと思います。「空気読めない星」って言われても貫いてほしい。
 
36 成り行き任せの戦略家
料理やペットなど好きなことが自然に仕事につながったように見えるけれど、他との差別化を図るために資格を取るなど努力の結果。歌やダンスが苦手なことを自分から苦手と話して笑いにするまでは葛藤もあったと思う。メガネや俳句等、誰も行かない道は風当たりも強い。でもそんな苦労は表に出さないで、ひょうひょうと、自由に我が道を突き進んでいるように見せる横尾さんのことをいつも尊敬しています。
 
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横尾渉さん、誕生日おめでとうございます。
産まれてきてくれて、アイドルになってくれて、アイドルでいつづけてくれて本当にありがとうございます。
 
矛盾だらけの世の中を、自分の中の矛盾を自認しながら生きていくのはしんどいけれど、二律背反も魅力に変えて軽やかに我が道を行く横尾さんの生き方に、どれだけ救われているかわかりません。どうか横尾さんが健やかに過ごせる1年となりますよう、お祈りしています。