みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

今日も元気に詠おう ―――5月26日横尾さんの俳句に寄せて

先日、現状維持なしでストレートに名人8段から9段にあがった横尾さん。さすがに最高位である10段に上がるにはしばらくかかるかな…と思っていたのですが、兼題写真が犬と聞いて、これはもしかしてあるのかも!…しかし名人になってから2連続昇格は今までなかったしな…。「新たな名人10段誕生」っていうから横尾さんかジュニアさんのどちらかが必ず昇格ってことか!と心が乱れながら番組を見ました。

 

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2022.5.26 お題「”待て”をする犬」

 

夕立晴(ゆだちばれ) モップのごと 微睡(まどろ)む犬

 

現状維持

季語:夕立晴(夏)

夕立晴…夕立の後に晴れる事

ごと…比況の助動詞「ごとし」の語幹。~のようだ

 

披露された瞬間心が暖かくなりました。犬って飼い主にとっては一緒に遊んでいる時が楽しいのであって、寝てしまったら遊べなくてつまらない…そのはずなのに、寝てしまった愛犬にそそぐあたたかいまなざしを感じました。「モップ」という日用品にたとえるのも、愛情あってこそという感じがします。私たち横尾担にとっては、コロナ禍でトリミングに行けなくて、モフモフになってしまったパピーちゃん(横尾さんの愛犬)の写真を思い出してほっこりします。

 

「夕立晴」という季語との取り合わせもすばらしいと思います。雨が降ってきたから散歩に行けなくなって、残念で不貞寝してしまった。でも、寝ている間も飼い主さんは自分を見てくれていて、さらに起きたら晴れていて散歩に行ける!という犬側の幸せが想像できます。番組でも話題に上がった「いぬのきもち」の横尾さんの連載を読んでいると、もうそれは「飼育」ではなく「子育て」。自分が今構いたいから構うのではなく、なによりも犬の幸せを考えて愛犬に接する横尾さんを何度でも尊敬します。

 

そして「犬」と言えば、先日の少クラプレミアムで久しぶりに披露された、横尾さんと藤ヶ谷さんのユニット曲「わんダフォー」!!私はキス担になってすぐに発売されたのがこの曲収録の「Kis-My-World」だったので、「へえー、アイドルってこんな曲も歌うんだなー」と思っていたけれど、今考えたら全然普通じゃなかった。ユニット曲最大の問題作だった。あの時、いぬのきもちになった歌をわんわん歌って、犬の着ぐるみで東京ドームを飛んでいた横尾さんが、「いぬのきもち」に連載を持って、いぬのきもちに寄り添った俳句を詠むようになるなんて、なんだか感無量です。

 

結果は現状維持でしたが、横尾さんらしい俳句に、「大好き」ってキュンとしちゃいました。 *1

 

 

*1:横尾渉藤ヶ谷太輔「わんダフォー」