みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

神々が振り向きそう ―――12月14日横尾さんの俳句に寄せて

まずは、舞祭組デビュー4周年、そして1stアルバム発売おめでとうございます!ジャケット公開、本当に本当に「わっ!」とびっくりしました。 

舞祭組の、わっ! (初回生産限定盤B)

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そんなマグロ解体師にして筋肉ムキムキな俳句アイドル、横尾さんが12.14プレバトで詠んだ俳句

 

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2017.12.14 お題「雪の温泉」

 

湯けむりが 道しるべとなり 神の旅

 

名人昇格試験(現状維持)
季語:神の旅(冬)
神の旅…陰暦10月、諸国の神々が出雲大社に集まること。体言止めで余情を残す

 

今年の1月5日のプレバトで、横尾さんが詠んだ「風止みて闇の深きを雪舞えり」。晴れわたる富士の写真を見て舞う雪を詠んだのは、放送日の前日に発売された舞祭組の1年10か月ぶりのシングル発売に合わせて、どうしても「舞」の字を使いたかったんだって勝手に信じているので、今回、舞祭組1stアルバム発売の翌日のこのプレバトで、横尾さんがどんなメッセージを句に託してくるのか、それとも「雪の温泉」というお題では託しようがないのか、とても楽しみにしていました。

 

そしたら「道しるべ」。もう見た瞬間、胸が一杯になった。一つは、横尾さんが舞祭組を大切に思っているんだなあということ。いつでもどこでも舞祭組愛を公言する二階堂さんや、アルバム発売日にジャニーズWebに喜びを書き綴ってくれる宮田さんや千賀さんとは違って、横尾さんはこういう時にわかりやすく何か言うことはないけれど、わかる人にはわかるように、心のうちを伝えてくださって、本当に嬉しいです。そしてもう一つは俳句を詠むことを楽しんでいるんだなあということ。ただ昇格を目指すだけなら、舞祭組のことは置いておいて、俳句として体裁をととのえることだけに集中してもよかったんでしょうけど、なんとか舞祭組に関わる句を詠みたいと考えて、歳時記を引いて「神の旅」という言葉を見つけ出し、温泉と道しるべを取り合わせたのだと思います。こういう句を詠みたいと思って詠めるようになった、横尾さんの余裕みたいなものが感じられて、がんばって勉強したからこういうこともできるようになったんだなあと思うと感無量です。

 

夏井先生に「湯けむりは道しるべなり神の旅」と直されましたけど、これだと最初から道しるべだと決まっていたような強いイメージ。「湯けむりが道しるべとなり」だと、「湯けむりだと思っていたけど、予期しないとこに、これが道しるべになっていた」というようなニュアンスがあります。俳句としては夏井先生のおっしゃる通りなのでしょうけど、数奇な運命に翻弄されながらやっとのことで1stアルバム発売となった舞祭組のこれまでの道のりを思うと、横尾さんの俳句のイメージがそのまま当てはまるのだと思います。

 

そして「神の旅」という美しい季語。初めて知りました。番組で季語の使い手と呼ばれながらも、最近はそれを封印して平易な季語で詠む試みをしていましたが、久しぶりに季語使いの横尾さんが帰って来た!という気がしてわくわくしました。こんな格調高くて縁起のよい季語を見つけて、舞祭組と絡めて詠みたいように俳句を詠めて、査定の結果はどうであれ、横尾さんは嬉しかったんじゃないかなと勝手に思っています。

 

私たち横尾担を「わっ!」と言わせるためだけに、上半期はひたすらマグロを解体し、下半期はひたすら筋トレに励み、1年通してひたすら俳句を勉強していた横尾さんの2017年が、尊くて尊くて仕方ありません。どうか出雲に向かう神々が、一途にがんばる横尾さんに、舞祭組に、キスマイに、振り向いてくれますように。