みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

キスマイと行きたい美術展2022

美術館に行くのが大好きです。この時期は来年の美術展のスケジュールが明らかになるので、毎日眺めては、これは絶対行こうとか、これはどんな美術展なのかとか考えるのが楽しみです。今年も、キスマイと一緒に行くならどの美術展か妄想してみました。

 

♪北山さん

メトロポリタン美術館展(大阪市立美術館~1/16、国立新美術館2/9~5/30)

地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング森美術館6/29~11/6)

やっぱり北山さんは華やかで話題性のある海外の大型美術展が似合うと思う。メトロポリタン美術館は、おそらくニューヨークで鑑賞したのではないでしょうか。メトロポリタン美術館展は、西洋絵画の500年の歴史をダイジェストで見ることができる美術展。ニューヨークの思い出話も聞きながら、どの時代が好きか、どの絵が印象に残ったか言い合いたい。

森美術館の美術展って、見に行った直後は「何だったんだ、あれ」って思っても、何年も経った後で、「あの時森美で見たあれは、ああいうことだったのかも」って思い出すことが多い。タイトルからは全くどんな美術展なのか想像もつかないけれど、自分自身のウェルビーイング(幸福)もファンのウェルビーイングも貪欲に考えている北山さんと、コロナ禍のウェルビーイングについて考えてみたい。

 

♪千賀さん

美男におわす(島根県立岩見美術館~1/24)

ピカソ ひらめきの原点(パナソニック留美術館4/9~6/19他)

「美男におわす」は、江戸時代の浮世絵から、現代のマンガに至るまで、美少年・美青年を集めた美術展。私は今年の秋に埼玉県立美術館で開催されていたのを鑑賞したのですが、いろんなタイプのイケメンが勢揃いしていてたいへん眼福でございました。この展覧会を、美意識が高く、今年は美容キャラとして開花した千賀さんにもぜひ見てほしい。美は流行や価値観によって変わるのか、永遠不変の美ってあるのかって考えたい。

自宅で絵を描くことが多くなったと語る千賀さん。プレバトや少プレPなどで千賀さんの絵を見る機会も増えました。絵の技術ももちろんだけど、何を描くかというアイデアがいつも常人離れしていてワクワクします。そんな千賀さんとピカソのアイデアの源をたどりたい。

 

♪宮田さん

庵野秀明展(大分県立美術館2/14~4/3他)

コレクター福富太郎の眼(あべのハルカス美術館~1/16他)

アニメに疎い私ですが、そんな私でも唯一履修している「新世紀エヴァンゲリオン」。宮田さんは「昔はアスカが好きだったけど、今はレイの母性に惹かれる」というような(うろ覚えで失礼します)ことをおっしゃっていましたが、私は逆で、昔はアスカのツンデレが好きになれず、レイの方が好きだったけど、今はアスカのツンデレを愛おしく感じています。人類を二分するレイ派かアスカ派か談義したい。

福富太郎は「昭和のキャバレー王」の異名を持ち、キャバレーの経営で為した財産で美人画を買い集めた人。清楚な美人も妖艶な美人も陽気な美人も悲壮な美人も、各種とりそろえたコレクションを宮田さんと巡り歩きたい。

 

♪横尾さん

建築倉庫美術館

フランソワ・ポンポン展(群馬県館林美術館~1/26他)

建築家って数学や物理の学力も、建物の外観を決める芸術性も、図面や模型を作成する手先の器用さも、施工主や現場で働く人とのコミュニケーション能力も必要で、この世で一番すごい職業だと常々思っている。構造とか難しいことは何ひとつ分からないけれど、建築模型を見るのが大好きです。建築模型に詰まった夢とワクワクと切なさを、キグミやミニ四駆が好きな横尾さんは、きっと理解してくれるんじゃないかと思う。

ポンポンはフランスの、動物彫刻で有名な彫刻家。シンプルでなめらかな形でありながら、動物の躍動感や愛らしさも感じることができて、ポンポンの、動物に対する愛情にあふれたまなざしを感じて幸せな気持ちになります。動物好きな横尾さんはきっと気に入ってくださると思う。

 

♪藤ヶ谷さん

ゲルハルト・リヒター展(東京国立近代美術館6/7~10/2他)

草間彌生美術館

今年から来年にかけて、日本でもたくさんの作品が公開される、現代美術の巨匠ゲルハルト・リヒター。リヒターの抽象絵画は何が描いてあるのかは全く分からないけれど、何かとてつもなく複雑で重要なことが描かれていることだけは分かるので、ずっと見入ってしまう。何かを捉えたと思っても、言葉にしたらなくなってしまいそうだから、ずっと黙って見ていたい。藤ヶ谷さんなら何も話さないでいる心地よさをわかってくれると思うから。ところでカラフルな抽象絵画を見ると、どうしてもキスマイのメンバーカラー7色そろっているか確認してしまうんですけど、これってジャニオタあるあるですか?

藤ヶ谷さんって等身大の繊細な青年役が似合う印象だったのですが、今年のドン・ジュアンの各種ヴィジュアルやインタビュー等を見て、こんなゴージャスで現実離れした世界観もすごくよく似合う方なんだなあと改めて思いました。繊細で大胆な草間彌生の世界の中で藤ヶ谷さんを見てみたい。

 

♪玉森さん

奇想のモード(東京都庭園美術館1/15~4/10)

フェルメールと17世紀オランダ絵画展(東京都美術館1/22~4/3他)

シュルレアリズムの理念と重なるデザインの衣裳の美術展。今までに見たこともないような衣裳がたくさん見られそうで、ホームページを見ているだけでワクワクしてしまう。そんな斬新なデザインの衣裳が、旧朝香宮の美しい邸宅にどのように展示されるのかも楽しみ。いつも、素敵なコンサート衣裳をデザインして楽しませてくれる玉森さんと見て回りたい。そして、デビューコンのイカ大王衣裳を上回るほどシュールな衣裳は存在するのか確かめたい。

フェルメールの絵って、いつも「絵が光ってる!」と思う。キャンバスの布の白より、絵具の白より白く輝く絵にいつもうっとりしてしまいます。それでいて絵のテーマはミルク注ぐとか、手紙読むとか、とても庶民的。ハイブランドが似合いながら、洗濯洗剤や掃除用具のCMも違和感なくこなす玉森さんみたいな存在。

 

♪二階堂さん

森村泰昌:ワタシの迷宮劇場(京セラ美術館3/12~6/5)

チームラボ ボーダレスお台場

名画の登場人物や、女優に扮したポートレートを作り続ける森村泰昌。初めて見たときの感想は「これアートなの?ふざけてるの?」でした。でも何年か前にキスマイがハロウィンに女装して「女の子のたいへんさがわかった」って言っているのを聞いて、森村泰昌の作品も、「自分と扮する対象は何が違うのか、その性別や人種や時代や文化の差を超えるためにどうするのか」という視点で見たらいいのかなと気付いてからは、作品を見るのが大好きになりました。今年はキスブサや新しいカギのコントで、いろんなキャラクターに扮することが多かった二階堂さんに、誰かに扮するとはどういうことなのかや、扮してみてわかったことを聞いてみたい。

現代美術の美術展に行くと、だいたい「美とは」とか「アートとは」とか考え込んでしまうのだけれど、チームラボの展示はただただ「きれい!」「楽しい!」。最新のテクノロジーを使って五感に訴えかけるチームラボの作品は、きっとライブの演出にも通ずるものがありそう。