みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

2021年「ジブリ元年」を振り返る

1年間で印象に残ったことを振り返って、2018年は「北横元年」、2019年は「眼鏡元年」、2020年は「笑顔元年」と名付けました。

 

2021年は名付けるなら「ジブリ元年」。私はキスマイを好きになる前からのジブリファンですが、キスマイや横尾さんがジブリのお仕事をしてくれたらなぁ…なんて思いつきもしなかった。何というか、それぞれ存在する世界が違うような気がしていたのです。しかし、この2021年、遠く遠く離れているジブリ共和国とキスマイ帝国の間に橋が架かったのです!横尾さんのジブリ歴はイコール年齢だとは思いますが、二国間に国交が樹立した2021年を勝手に「ジブリ元年」と命名し、これまでの出来事を書き留めておきたいと思います。

 

2021年を振り返る前に、2021年以前の歴史から…

 

2015年

これまでも、アンケートやインタビューなどではジブリ好きを公言していたとは思うのですが、私が初めて「横尾さんって本当にジブリ好きなんだ」と認識したのは、テレ朝深夜の「キスマイ魔ジック」(「10万円でできるかな」の前身番組)でした。声優の声だけで、アニメのキャラクターを当てる企画で、毎回ジブリ作品を的中させて「ジブリ横尾」と称される横尾さん。声優さんに好きなセリフをリクエストすることができるのですが、ムスカ役の声優さんに、有名な「人がゴミのようだ」や「3分間待ってやる」ではなく「見せてあげよう、ラピュタのいかづちを」をリクエストする横尾さんを見て、「この人ただのジブリ好きじゃない…」と思ったのも懐かしい思い出。

 

2018年

フェネックキツネを飼って「テト」と名付ける横尾さん。フェネックを飼ってテトと名付けたいナウシカファンはいっぱいいると思うのですが、興味があると言い出してから、何年もかけて性質や飼い方をしっかり調べ、フェネックを診てくれる病院も確保したうえで迎え入れた横尾さんはオタクの鑑。
そして、6月にはプレバト!!で、お亡くなりになった高畑勲監督の追悼句として「おもひではぽろぽろ 遠い二重虹」と詠み、高く評価されました。

 

2020年

コロナ禍で、テレビ収録や動画配信で自宅の映像が公開されることが多くなり、随所に映りこむ横尾さん宅のジブリグッズ。ファンクラブ動画にジブリのセル画らしき額縁が見切れていたり、100円レシピ対決で盛り付けたお皿がトトロだったり、キスマイRadioを自宅の「ジブリ部屋」からお送りしたり。

 

そして2021年

・1月11日 「10万円でできるかな」

購入した年末ジャンボ宝くじを、メンバーそれぞれ運気アップする方法で保管するということで、横尾さんは自宅の「ジブリ部屋」に保管。その様子として、ジブリ部屋の自撮り動画と写真が初めて披露されました。そんな縁起の良い場所に保管したにもかかわらず、結果はダントツ最下位。

 

・5月7日 「僕を照らすモノ」MV公開

ジブリ映画「耳をすませば」に出てくる作品を手掛けた、井上直久さんとのコラボレーションが実現!!YouTubeに公開されたMVは、自分の顔が映るのは10秒ほどしかなく、ソロMVの見どころを聞かれると必ず「井上さんの絵を見てください」と言う横尾さん。dTV特番では、「ジブリ」という言葉を避けて「許可は取ったけれど、その会社とのコラボではないので」と説明していたので、この時は、ジブリとのつながりはないんだなと思っていたんです。

 

・6月20日、27日 ラジオ番組「鈴木敏夫ジブリ汗まみれ」

まさかのジブリの本丸、鈴木敏夫プロデューサーのラジオ番組にお呼ばれ!あふれるジブリ愛と知識で、鈴木プロデューサーをうならせる。「こんなにジブリ好きなんです」というアピールだけで終わらず、的を絞った質問で、木村さんがハウル役に抜擢された秘話とか、宮崎監督と高畑監督の関係など、ジブリファンとしても初めて聞くような話がたくさん聞けて、驚愕と歓喜の1時間でした。あまりのガチっぷりに、鈴木さんに「ジャニーズ辞めてジブリに就職したら」「彼こんなことばかりしてていいんですか」って言われる横尾さん。


・9月1日 「今夜比べてみました」

ジブリを愛しすぎる女」回に、ゲスト出演。自分のターンだけではなく、どの作品のどの場面の話でも的確に話に入っていける横尾さん。ジブリ飯クッキングで、手際の良さも遺憾なく発揮。一介のジブリファンとして横尾さんに信頼がおけるのは、ジブリって監督も作風もいろいろあるから、その中で好き嫌いや思い入れがあるのが普通だと思うのですが、横尾さんはどの作品にも詳しく、どの作品にも愛情があること。


・9月17日 「バズリズム02」

スマホに保存した写真を披露する企画で、ラジオの時に鈴木敏夫プロデューサーと撮った写真や自宅に飾っているジブリのセル画を披露。鈴木さんのことを「神です」と断言する横尾さん。

 

・10月6日 「キスマイRadio」

千賀さんとキスラジ。番宣写真でしっかり魔女の宅急便のTシャツを着ている横尾さん。

 

・11月4日 「キスマイ超BUSAIKU!?」

「雨宿りする女性をキュンとさせる方法」というお題で、「ん」と傘を差しだし、傘を置いて雨の中を走っていく、となりのトトロカンタスタイルを実践。当然一般女性にもゲストにも不評だが、とても満足そうな横尾さん。

 

・11月10日 「キスマイRadio」

藤ヶ谷さんとキスラジ。番宣写真でしっかり魔女の宅急便のシャツのバックプリントを見せつける横尾さん。

 

・12月22日 「キスマイRadio」

宮田さんとキスラジ。番宣写真でしっかり千と千尋の神隠しのスカジャンを着ている横尾さん。

 

この他にも、ジャニweb「わたのぼやき」でジブリの話題があったり、私服でテレビに映るときにジブリの服を着ていたりということが、数え切れないぐらいありました。

 

*****

著作権などの詳しいことはわかりませんが、「僕を照らすモノ」MVであの演出をすることに関して、井上直久さんはジブリの所属ではないし、使用した作品もジブリのための描き下ろしではないし、衣裳も「よくある白タキシードですっ」と言い切ってしまえば、多分ジブリの許可はいらなかったのだと思う。それでも、ジブリにちゃんと話を通したところから、ジブリとつながる道が生まれたのだと思います。それが横尾さんの判断なのかavexの判断なのか事務所の判断なのかはわからないけれど、誠実な方法が最善の方法なのだということ、思い続ければ道は開かれるのだということに勇気をもらいました。

 

私は、2021年は本当に仕事がたいへんでたいへんで(仕事がたいへんでない年などないが…)、毎朝玄関で感情をOFFにして出勤して心を無にして働き、帰ってきて感情をONにして横尾さんやキスマイの情報に一喜一憂するみたいな1年でした。感情をOFFにしっぱなしだと、いわゆる「心が死ぬ」状態になっていたと思うのですが、心を生き返らせる横尾さんとキスマイという場所があったから、なんとか今年も生き延びることができて感謝しています。

 

来年の横尾さんは、どんなお仕事があるのだろう。ジブリかな、料理かな、俳句かな、動物かな…と思っていたら、2022年横尾さんの初仕事は、なんとNHKFMの民謡番組のMC!!果たして来年は、「民謡元年」となるのでしょうか。いつも私の予想をいつも軽々と超えてくる横尾さんから、2022年も目が離せそうにありません。