みかんいろの月

Kis-My-Ft2の横尾さんがダイスキデス。

キスマイの愛すべきトンチキソングの世界

12月25日の「ミュージックステーション ウルトラ SUPER LIVE」では「ジャニーズトンチキソングメドレー」が披露されるとのこと。リクエストが募集され、ツイッターが様々な曲で賑わって、楽しませていただきました。そこで、私も、キスマイのトンチキソングを10曲選んでみました。ヲタクの数だけトンチキソングの定義はあると思いますが、キス沼に沈むまでほとんどアイドルソングを聴いたことなかった私が、「アイドルってこんな曲歌うの!?」と驚愕した曲を選びました。ユニット曲やソロ曲は除いています。(ユニット、ソロを入れたら20曲にしても足りない!)

 

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10位 Catch Love

「もう裸になってすべて告げんだ」とはどういう状況なのか?比喩的表現なのか?実際に全裸になるつもりなのか?なんで?と激しく混乱する曲。「全部捨て去ろう」「世界が敵でも君が欲しい」って、一般人の私からしたら、大げさすぎてトンチキだけど、アイドルにとっては実感なのかもと思う。

 

9位 L.O.V.E.

「スキとキスのダブル攻めで暴走しそう」とは何か?常人に思いつける歌詞とは思えないのですが、CMタイアップ曲だから、この言葉を入れてくださいとか制約があったのかな。AメロBメロCメロは切実なラブソングなのに、サビで突然タカが外れた感じになるのが好き。

 

8位 ズッキューン

キスマイももうすっかり落ち着いた大人のアイドルになったというのに、恋に落ちた擬音が「ズッキューン」でいいのか、恋に落ちた感想が「狂・狂・狂いそうやばい」でいいのか、という疑問はあるのですが、かわいいからまあいいかという結論しかない。

 

7位 Thank youじゃん!

何でこの歌詞こんなに唐突なんだろう・・・と思っていたのですが、「ウエスト」とか「ジャンプ」とかジャニーズの他グループ名を入れ込んでいるのですね。しばらく気づかなかった。それがわかると面白いですが、なぜ入れ込む必要があったのかは謎。歌詞カードを見るまでずっと、2番のサビ前の歌詞を「みんなが足スッとしてくれた」ってどういう意味なんだろう・・・と思っていた私の思考回路も謎。

 

6位 Luv Sick

メロディも編曲も歌詞も本当に本当にかっこよくて大好き。しかし歌詞カードを見ると、「互いのエリアde強いLuv Sick」とか「ZenzeN足りない」とか「IkuzO」とか、謎の表記が多くてクラクラする。この曲が「スノードームの約束」のカップリングだなんて振り幅大きすぎる。


5位 ダイスキデス

キスマイには珍しい王子様系王道ラブソングなのですが、「空飛ぶ猫がいるというなら僕は信じるよ」という愛情表現が独特。寒くて震えているのになぜ氷の上でキスするのかも謎だし、あんなにダイスキデスって連呼してるのに、なぜこの恋を2人だけの秘密にしようとしているのかも謎。

 

4位 ドキドキでYEEEAAAHHH!!

「トンチキソングです!!」と大声で宣言してるみたいなわかりやすいタイトル。「ハハイ!」とか「アッソレ!」とか合いの手は盆踊りだし、「なんで?なんで?なんで?・・・やっぱそうじゃん」とか7人でわちゃわちゃしてるのが最高にかわいいのだけれど、「最高峰はこの先にあるらしい」とか「笑顔僕から君へと届けるよ」とか、大事なこともちゃんと言っている。

 

3位 Everybody Go

もう何十回も聴いて、今では大好きになりましたが、初めて聴いたときは、「ヤバい時代なの?どの変がSOSO!」とか「誤解されやすいけど、俺達もバカじゃないんだよ」とか、本気で驚愕した。キスマイが「この時代のチャンピオン」を目指す曲なのかと思っていたら、最後に「もしかしたら君かもしれない」って言ってるし、よくわかんないんだけど、そういうところも含めて、デビュー曲から普通じゃないキスマイが大好き。

 

2位 Kis-My-Calling

前半で自己紹介していたかと思うと、後半でなぜか突然神が降臨するこの展開!キスマイには「カモン」という歌詞が多いのだけれど、デビュー前から神様に向かって「神 Come on」とか歌ってた時からその運命は決まっていたと言えよう。長らくキスマイ唯一の自己紹介ソングだったのですが、「心清らかで純朴な好青年」という説明は「なんちゃって」で否定され、個々のメンバーは「優しい北山くん」と「素敵なMr.藤ヶ谷」がいることしかわからないというのもトンチキ。歌詞を見てもキスマイに関する情報はほとんど何も得られないのに、曲を聴くとキスマイって元気でかわいくって面白いグループなんだなということはよく分かる曲。

 

1位 MAHARAJA

2020年、殺伐としたコロナ禍の日本に彗星のごとく現れた、キスマイの最強トンチキソング。コンセプトありきで作られた曲はトンチキソングではなく、コミックソングであるという説もありますが、だとしても、「キスマイにインドの大富豪になった歌を歌わせよう」というコンセプト自体がもうトンチキ。そして2020年、MAHARAJAをめぐって起きたすべての出来事がもうトンチキとしか言いようがない。MAHARAJAのおかげで本当に賑やかな1年でした。

 

ここでMAHARAJAとキス担のトンチキな1年をまとめておきたいと思います。

・2月 アルバムの曲目発表。謎の曲名「MAHARAJA」にザワつく。この頃は往年のディスコの店名から、オラオラ曲を予想していた人が多かったと思う。

・3月 ANNPで音源初披露。予想もしなかった曲想に、キス担TLは大騒ぎになり、avexのスタッフブログで「安心して下さい。夢オチです」となだめられる。

・4月 残念ながらツアーは中止。初日だったはずの日に、キス担が架空のツアーを妄想する「♯エアToーy2」が行われ、うちわがターバンだ、物販がカレーだ、トロッコが象だ、ペンライトがナンだと大喜利が繰り広げられ、メンバーの耳に入るぐらい盛り上がる。

・5~6月 歌番組で「キスマイが話題のあの曲を披露!」とか言われる度に、「話題の曲って言えばMAHARAJAに決まりやな」「でもなー、キスマイが今伝えたいメッセージって言うねんなー」「ほなMAHARAJAと違うかー。MAHARAJAが伝えたいメッセージって、お金なんかただの紙っていうことだけやもんね」と、話題に上がり、たびたびトレンド入りするMAHARAJA。

・10月 配信コンサート「リアルToーy2」にて、待望の初パフォーマンス!!キス担のハードルもかなり上がっていたと思うのですが、それを軽々と超えるまさかの特効打ちまくりのど派手演出で、最高潮に盛り上がるキス担TL。

・11月 Mステでジャニーズトンチキソングが募集されるや否や、光の速さでトレンド入りするMAHARAJA。

 

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12月25日はどの曲が披露されるのかな。MAHARAJA希望だけど、そうじゃなかったとしてもそれはそれで面白くて、「何でだよ!怒」とはならないのが、トンチキソングのいいところだと思います。トンチキソングはこの世の闇を照らし、世界を救う。メドレー楽しみです!